ヤンキースの嘘みたいな本盗 三塁走者が立っていた場所に米衝撃、敵ファンは「我々は本当に酷い」
米大リーグ・ヤンキースが驚きの奇襲を成功させた。1点リードの終盤7回2死三塁で単独ホームスチールを仕掛け、見事に三塁走者が生還。球団7年ぶりという本盗成功に、米ファンから「スライディング速すぎ」「これ以上の恥はない」との声が上がったが、米メディアの関係者は三塁走者がリードを取っていた位置に驚き。実に三塁―本塁間の中間地点に迫ろうかという大胆さだった。
2016年8月以来の本盗をカイナーファレファが成功
米大リーグ・ヤンキースが驚きの奇襲を成功させた。1点リードの終盤7回2死三塁で単独ホームスチールを仕掛け、見事に三塁走者が生還。球団7年ぶりという本盗成功に、米ファンから「スライディング速すぎ」「これ以上の恥はない」との声が上がったが、米メディアの関係者は三塁走者がリードを取っていた位置に驚き。実に三塁―本塁間の中間地点に迫ろうかという大胆さだった。
“嘘”のような“本盗”だった。14日(日本時間15日)のメッツ戦、1-1で迎えた7回に1点を勝ち越し、なお2死一塁。打者マキニーの3球目に一塁走者のカイナーファレファが二盗を成功させ、敵失も絡んで三進した。すると、直後の4球目だ。マウンドの左腕レイリーの背後で、カイナーファレファが三塁―本塁の中間点近くまで10メートルはあろうかという大胆なリードを取った。そして、投手が投球動作に入ろうとした瞬間、一気に駆け出した。
これに気付いた球場はざわつき、捕手も立ち上がる。すると、レイリーは動揺したのか、クイックで投げた球が高めに浮いた。捕手は捕球することができず、球はバックネットへ。カイナーファレファは足から滑り込んで単独ホームスチールを悠々と成功させた。球場は騒然となった。米スポーツ専門局「NBCスポーツ」などで番組司会を務めるフリーアナウンサーのジェフ・アイゼンバンド氏が自身のツイッターで公開したのは驚きの写真だ。
三塁側の客席から内野グラウンド全体をとらえたもので、カイナーファレファは三塁手がベースを離れている三塁から大きくリードを取っている。大胆ぶりが如実に伝わる光景に、アイゼンバンド氏は「なかなか良いリードだ」とユーモアたっぷりに称賛。返信欄には「三塁手の位置を考えるとかなり思い切ったリードだな」「我々は本当に酷いな」「俺のチームはこんなこと許してしまうのか」としてやられたメッツファンなどの声が上がった。
(THE ANSWER編集部)