激怒したMLB監督、異例の手段で誤審訴え 会見に証拠画像持ち込み「これを見ろよ!残酷だ!」
米大リーグ・ナショナルズは14日(日本時間15日)の敵地アストロズ戦で4-5のサヨナラ負けを喫した。だが、決勝点が入ったシーンでアストロズ打者走者の守備妨害が認められず、捕手の失策となったことにナショナルズ監督はブチ切れ。試合後の会見の席に“証拠画像”を持ち込む異例の手段で誤審をアピールした。
アストロズがナショナルズにサヨナラ勝ちを収めたが…
米大リーグ・ナショナルズは14日(日本時間15日)の敵地アストロズ戦で4-5のサヨナラ負けを喫した。だが、決勝点が入ったシーンでアストロズ打者走者の守備妨害が認められず、捕手の失策となったことにナショナルズ監督はブチ切れ。試合後の会見の席に“証拠画像”を持ち込む異例の手段で誤審をアピールした。
怒りが沸点に達した。4-4の同点で迎えた9回、アストロズは1死満塁の場面で8番マイヤーズの打球は内野に転がった。前進守備のナショナルズ遊撃手エイブラムズがつかむと、まず本塁でフォースアウト。ゲッツーを狙った捕手のルイーズは一塁に送球した。しかし、送球は一塁に達する前のマイヤーズのヘルメットに当たって内野を転々。その間にアストロズ二塁走者がサヨナラのホームを踏んで試合は終わった。
これに怒り心頭だったのがナショナルズのデーブ・マルティネス監督。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門インスタグラムは「守備妨害の判定が下されなかった後、デーブ・マルティネスは腹を立てた」と記して動画を公開。試合後、マルティネス監督は会見でこうまくし立てた。
「これを見てみろ。彼はライン上にいるか? そうは思わない。彼ら(審判団)はルールを修正しないといけない。球審はここ(ラインの延長線上)にいて彼がライン上を走っていると見たのか。もうこりごりだ! 修正してくれよ! 我々は彼が正しい判定が出来なかったせいで負けたんだ! 残酷だよ!」
そう言いながらマルティネス監督が報道陣に見せたのは、打者のマイヤーズが一塁線の内側を走っている姿をとらえた写真。打者は一塁に走る際、一塁線の外のスリーフットレーンを走ることが義務付けられているが、マイヤーズはそこから外れて走っているように見える。審判が守備妨害をとらなかったことで記録は捕手のエラーとなり、アストロズのサヨナラ勝ちとなったことに怒りを爆発させた格好。よほど腹の虫が収まらなかったようだ。
(THE ANSWER編集部)