エ軍三塁コーチャーは「今年ワイルドだ」 ポテン打で一走トラウト激走生還、暴走寸前の好判断に米称賛
米大リーグ・エンゼルスは14日(日本時間15日)、敵地でレンジャーズと対戦。3回にアンソニー・レンドン内野手のタイムリーで先制したが、一塁走者のマイク・トラウト外野手が単打で一気に生還した場面について、三塁コーチャーの判断に驚きの声が上がった。
3回にレンドンのタイムリーで先制したエンゼルス
米大リーグ・エンゼルスは14日(日本時間15日)、敵地でレンジャーズと対戦。3回にアンソニー・レンドン内野手のタイムリーで先制したが、一塁走者のマイク・トラウト外野手が単打で一気に生還した場面について、三塁コーチャーの判断に驚きの声が上がった。
トラウトが激走した。0-0で迎えた3回2死一塁、レンドンは2球目を右方向に打った。ふらふらっと上がった力のない打球だったが、追いかけた右翼手、二塁手、一塁手の間で誰も追いつけず、右翼線にポトリと落ちた。2死のため、打った時点で走り出していたトラウトはぐんぐん加速。右翼手ガルシアがファウルゾーンで捕球した時は三塁ベースを蹴ったところだったが、三塁コーチャーは腕をぐるぐると回した。
タイミングはアウトだったが、右翼手の送球が逸れてトラウトは生還。エンゼルスに先制点をもたらした。この場面に注目したのは、米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者だ。
ツイッターに1枚の画像を掲載し、「これはレンジャーズの右翼手アドリス・ガルシアが送球した瞬間だ」と説明。それは本塁後方からグラウンド全体を俯瞰したもので、バックホームする右翼手と三塁を蹴ったトラウトの位置がはっきりとわかる。フレッチャー記者は「エンゼルスは悪送球でラッキーだったとも言えるし、積極性が送球を焦らせたとも言えるだろう。いずれにせよ、3回に1-0」と注目した。
2死のため、三塁コーチャーの判断もセオリー通りと言える場面。暴走と好走塁は常に紙一重だ。米ファンからは「トラウトのスピードが送球を急がせたね」「良かった」「2アウトなら行こう」「ビル・ヘイセルマン(三塁コーチ)は今年ここまでワイルドだな……」「ガルシアはなかなか悪送球はしない。彼らはラッキーだったね」と判断を支持する声が寄せられた。
(THE ANSWER編集部)