大谷翔平、衝撃140m同点弾にLA実況席は狂喜乱舞 解説OB「カンッペキ。ボールは粉砕された!」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。7回の第4打席でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に並ぶ、ア・リーグ最多の19号同点ソロを放った。リーグMVPに輝いた2021年と同じく68試合目での19号。年間だと45本塁打ペースとなった。
レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。7回の第4打席でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に並ぶ、ア・リーグ最多の19号同点ソロを放った。リーグMVPに輝いた2021年と同じく68試合目での19号。年間だと45本塁打ペースとなった。
大谷本人も、目撃した米国の実況も打った瞬間に柵越えを確信した。4-5と1点を追う7回1死走者なし。大谷はアンダーソンが投じた内角低めの速球を完璧に捉えた。打球はセンターの頭上をはるかに越える飛距離459フィート(約139.9メートル)、打球速度114.1マイル(約183.6キロ)の凄まじい一発。試合を振り出しに戻した。大谷はスイング後にバットを放り投げ、打球を見つめながらゆっくりと一塁へ向かった。
米ロサンゼルスの放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の実況ウェイン・ランダッゾ氏は狂喜乱舞。「うまく捉えた! かなり大きい! この試合は同点に! 19号!」と大興奮で伝えた。「(ベンチで被った)カブトですら『ワオ!』と言っています。サンドバルがアロサレーナポーズ!」と出迎えたサンドバルのポーズにも注目した。
この一発の直前、解説のエンゼルスOBマーク・グビザ氏は「ショウヘイはアンダーソンに対して準備しています。もし同じコースに速球が来れば、カバーするでしょう」と一発を“予感”していたようなコメントをしていたが、140メートル弾を目の当たりにし「彼はカンッペキにあの球に準備できていました。ワオ! まさに同じコースでした。ワオ(笑)ボールは粉砕されました!」と称賛していた。
6月を得意とする大谷。今季も試合前まで11試合で打率.400、5本塁打、12打点。OPSは驚異の1.327だった。この本塁打で、負傷により戦線離脱している昨季のMVPジャッジに並んだ。この日発表されたオールスター戦(7月11日、シアトル)の中間発表でも、大谷はア・リーグ指名打者部門で92万4182票を獲得。リーグ全体でもトップに立ち、DH部門2位のブルージェイズ、ブランドン・ベルト内野手(20万5659票)には約72万票の大差をつける人気ぶりだった。
(THE ANSWER編集部)