打撃では4打数無安打も守備で勝利に貢献

　米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手は11日（日本時間12日）、敵地ヤンキース戦に「3番・左翼」で先発出場。打撃では4打数無安打だったが、守備では抜ければ長打確実の打球を華麗にスライディングキャッチ。全米中継で見せた好守に米識者も「この男は何でもできる」と絶賛している。

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　因縁のライバル対決で存在感を発揮した。米スポーツ専門局「ESPN」の「サンデーナイト・ベースボール」で全米中継された注目の一戦。1-2とリードされて迎えた4回2死一塁の場面だった。左打者マッキニーの放った打球はスライスしながら左翼ライン際へ。吉田は懸命に追いかけるとスピードを落とすことなく滑り込み、グラブに打球を収めた。

　抜けていれば長打確実の打球をアウトにした吉田の好守に実況も「もの凄いプレー！」などと絶叫。MLB公式ツイッターも「マサタカ・ヨシダが見事な守備を見せつけた！」と添えて動画を投稿した。米ファンからは「ナイスなキャッチ！　この男大好きだ」「どうやったらこの男がこんなに速いのか分からない」といったコメントが寄せられた。

　同地区首位を独走するレイズの地元放送局「FOX13 タンパベイ」でプロデューサーを務めるジェイミー・ガトリン氏も反応。「マサタカ・ヨシダは守備で感銘を与えている。この男は何でもできる」とツイッターに動画を投稿して称賛した。

　打撃では4打数無安打、ここ3試合でヒット0と当たりが止まっているが、守備で貢献した吉田。チームは延長の末3-2で勝利している。