テニス加藤未唯の「ここ数日間の対応は誇りだ」 失格からの5日間を選手協会重役も称賛
テニスの4大大会・全仏オープンの混合ダブルスで優勝した加藤未唯(ザイマックス)が、女子ダブルス3回戦の試合中、ボールガールに打球を当ててしまい、失格処分を受けたことは大きな騒動となった。9日に加藤はボールガールとの2ショット写真を自身のツイッターで公開。プロテニス選手協会(PTPA)の専務取締役も「ともに働くのは光栄」「とても誇りに思う」と粋な対応を絶賛した。
自身のツイッターにボールガールとの2ショットを公開
テニスの4大大会・全仏オープンの混合ダブルスで優勝した加藤未唯(ザイマックス)が、女子ダブルス3回戦の試合中、ボールガールに打球を当ててしまい、失格処分を受けたことは大きな騒動となった。9日に加藤はボールガールとの2ショット写真を自身のツイッターで公開。プロテニス選手協会(PTPA)の専務取締役も「ともに働くのは光栄」「とても誇りに思う」と粋な対応を絶賛した。
笑顔で寄り添った。加藤はボールを当ててしまったボールガールと対面。手土産が入った紙袋を受け取ったボールガールの肩にそっと手を掛けてカメラに笑顔を向けた。大会公式ユニホームを着た女の子もはにかむような表情を見せている。
加藤は自身のツイッターに写真を公開し、英語で「無事で、ボランティアとしてボールガールを続けていると聞けてとても嬉しかったです。贈ったギフトを喜んでもらえたら嬉しい。また会うのを楽しみにしています! 幸運を祈ってます」とつづった。この投稿には国内外のファンから称賛の声が寄せられていたが、PTPAの専務取締役を務めるアハマド・ナサル氏も賛辞を送った。
ナサル氏は加藤の投稿を引用し、「アスリートは様々な面でリーダーシップを発揮しており、彼らとともに働くのは光栄だ。ネガティブなことをポジティブに変える能力は見過ごされがち。困難なここ数日間へのミユ・カトウの対応をとても誇りに思う!」とツイートした。
加藤はアーディラ・スーチャディ(インドネシア)と組んで臨んだ4日の女子ダブルス3回戦で、返球をボールガールに当ててしまい、協議の結果、失格を宣告された。PTPAはノバク・ジョコビッチらが創設した団体。加藤の失格については「偶発的で、攻撃的なものでは全くなかった」と、処分は不当であったと擁護する声明を出していた。
(THE ANSWER編集部)