涙の失格騒動から3日後の笑顔 女子ダブルス相棒に勝利した加藤未唯の姿に英注目「皮肉にも…」
テニスの4大大会・全仏オープンは7日、混合ダブルス準決勝で加藤未唯(ザイマックス)、ティム・プッツ(ドイツ)組が、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)、マトヴェ・ミデルクープ(オランダ)組に7-5、6-0でストレート勝ち。加藤は自身初の決勝進出を果たした。4日の女子ダブルス3回戦の試合中に、ボールガールにボールをぶつけて失格となった騒動から3日後、ペアを組んだスーチャディを破っての決勝進出。涙から笑顔へと変わった加藤の姿に、英メディアも注目している。
全仏混合ダブルスで4大大会初の決勝進出
テニスの4大大会・全仏オープンは7日、混合ダブルス準決勝で加藤未唯(ザイマックス)、ティム・プッツ(ドイツ)組が、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)、マトヴェ・ミデルクープ(オランダ)組に7-5、6-0でストレート勝ち。加藤は自身初の決勝進出を果たした。4日の女子ダブルス3回戦の試合中に、ボールガールにボールをぶつけて失格となった騒動から3日後、ペアを組んだスーチャディを破っての決勝進出。涙から笑顔へと変わった加藤の姿に、英メディアも注目している。
決勝進出を決め、ペアを組んだプッツと抱擁を交わした加藤は爽やかな笑顔を見せていた。場内が拍手に包まれるなか、3日前に失格となった女子ダブルス3回戦でペアを組んでいた相棒のスーチャディとも、敵味方関係なくハグ。爽やかなスポーツマンシップは海外でも話題を呼んでいた。
英紙「デイリー・メール」は、「日本のテニス選手ミユ・カトウが、女子ダブルスでともに失格になったパートナーに勝利し全仏オープン混合ダブルス決勝へ」との見出しで、加藤の失格となった後の混合ダブルスでの戦いぶりをレポート。記事の中では「女子ダブルスで失格した翌日の試合で勝利した後、加藤は涙を流し、パートナーのティム・プッツに慰められた」と、5日に行われた混合ダブルス準々決勝で勝利した後に涙を流した姿を伝えた。
一方、決勝進出を込めたこの日は「彼女は満面の笑みでパートナーと抱擁。皮肉にも相手となった女子ダブルスの相棒だったアーディラ・スーチャディと握手を交わした」と、失格騒動から3日後に見せた爽やかな笑顔と振る舞いに注目していた。
混合ダブルス決勝は8日正午(日本時間午後7時)に開始。加藤、プッツ組は初優勝を懸け、マイケル・ヴィーナス(オーストラリア)、ビアンカ・アンドリースク(カナダ)組と対戦する。
(THE ANSWER編集部)