大谷翔平16号被弾に諦めの境地「憤りも感じない」 カブス投手は完全白旗「打ったオオタニに脱帽だ」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地カブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、4回の第2打席で5試合ぶりの16号ソロを放った。2打数1安打1打点2四球で、チームは4点差を逆転勝ち。2連勝に貢献した。被弾した先発の右腕ヘイデン・ウィスネスキは「本塁打を許したら憤りを感じるものだけど、あれはそうはならなかった」と完全な白旗を掲げた。
エンゼルスが4回に一挙5点の猛攻でカブスに逆転勝ち
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地カブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、4回の第2打席で5試合ぶりの16号ソロを放った。2打数1安打1打点2四球で、チームは4点差を逆転勝ち。2連勝に貢献した。被弾した先発の右腕ヘイデン・ウィスネスキは「本塁打を許したら憤りを感じるものだけど、あれはそうはならなかった」と完全な白旗を掲げた。
0-4とエンゼルスのビハインドで迎えた4回先頭、大谷は右腕ウェスネスキのカットボールを弾き返した。ライナー性の鋭い打球は、跳び上がった鈴木のグラブの先でフェンスに跳ね返ってグラウンドへ。弾みで尻もちをついた鈴木は本塁打と判断したのか、やや遅れてボールを処理。その間に大谷は全力疾走し、三塁を蹴ったところで止まった。あと少しでランニング本塁打という当たりだった。
審判団の協議の結果、打球は右翼フェンスの本塁打ラインを越えて跳ね返っており、本塁打と認定となった。エンゼルスは5回に一挙5得点の猛攻で逆転。そのまま7-4で勝利した。敗れたカブスからすれば、大谷の一発で勢いづかせた格好になった。
カブス戦を中継する米イリノイ州地元局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」の中継によると、大谷に被弾した25歳の若き右腕ウェスネスキは「オオタニが打った投球には、彼に脱帽するよ。アジャストしてきたんだ」と素直に“完敗”を認めた。「良い球を投げたんだ。本塁打を許したら憤りを感じるものだけど、あれはそうはならなかった。良い投球をしたけど、彼はそれを上回るスイングをしたんだ」と語った。
結局、ウェスネスキは5回に1点を返され、なお2死二、三塁のピンチを招いて大谷を迎えたところで降板。勝利投手まであと1死というところで3勝目の権利も逃し、チームも逆転負けを喫した。
(THE ANSWER編集部)