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エンゼルス266億円男が復帰&4番起用間近か 不在時のチーム得点圏打率.187、救世主の期待も

米大リーグ・エンゼルスは5日(日本時間6日)現在、首位レンジャーズと9ゲーム差の3位。2014年以来となるプレーオフ進出に向けて起爆剤が求められる中、米地元紙はキーマンにアンソニー・レンドン内野手を挙げた。5月15日(同16日)に故障者リスト入りが発表されていたが、今週復帰予定。チャンスに弱い打線において重要な役割を果たすと期待されている。

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】

レンドンが復帰間近

 米大リーグ・エンゼルスは5日(日本時間6日)現在、首位レンジャーズと9ゲーム差の3位。2014年以来となるプレーオフ進出に向けて起爆剤が求められる中、米地元紙はキーマンにアンソニー・レンドン内野手を挙げた。5月15日(同16日)に故障者リスト入りが発表されていたが、今週復帰予定。チャンスに弱い打線において重要な役割を果たすと期待されている。

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 レンドンは2019年オフにエンゼルスと7年総額2億4500万ドル(当時約266億円)で契約。注目を集めるも故障が重なり、昨季は47試合の出場で打率.229、5本塁打に留まった。今季は30試合で打率.301をマークしていたが、左脚付け根の負傷で離脱していた。

 カリフォルニア地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「エンゼルスはレンドンの復帰が得点圏でのパフォーマンスを押し上げてくれることを期待している」との見出しで記事を掲載。「股関節の怪我で3週間欠場しているアンソニー・レンドン三塁手は、火曜日か水曜日に復帰する見込みだ」と復帰予定を伝えた。

 著者のジェフ・フレッチャー記者は「レンドンのチームトップの得点圏打率.357は、彼が打席に立っていないときでもチームに影響力があるという。レンドンのそういった打席での働きぶりは、周囲の全員を高めるとネビンは考えている」とネビン監督の考えについて紹介。指揮官の談話も伝えている。

「あの打席を毎日見ていると、それがチームに滲み込んでいくと思う。ここ数週間、アンソニーのその打席を私たちは見ていない。そこでより自分自身にプレッシャーをかけ、彼の代わりを務めようとする。彼の打席を見れば、彼は毎回勝利を収めている。あの打席がなくて寂しく思っている」

 チームは今季、レンドンが出場した試合の得点圏打率が.302であったのに対し、レンドンが欠場している31試合では得点圏打率.187と大幅に悪化している。記事では「さらに大きなサンプルサイズ」として、過去2シーズンの数字も紹介。レンドンがスタメン入りした105試合では、他の野手が得点圏打率.287であるのに対し、レンドンがスタメン入りしていない219試合では同.235だったという。

 記事では「単純にレンドンを打線に戻すことが、エンゼルスのチャンスでの打撃の問題を解決することにはならないかもしれないが、優勝争いする機会を掴むためには何かをしなくてはならない」と現状からの脱却に手が必要であることを指摘。現在31勝30敗という「凡庸な成績の一因となっているあらゆる問題」の中で、最も顕著な問題として得点圏打率に注目した。

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