米記者も嘆くエンゼルス4位の現状 大谷でも勝てず「アストロズとの溝大きい」「変化感じない」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発したが、6回9安打5失点で降板し、今季2敗目(5勝)を喫した。同地区のライバルに連敗し、首位と7.5ゲーム差の地区4位に沈むエンゼルス。米メディアの番記者も「アストロズとの溝はいまだに大きく見えた」と嘆いた。
大谷翔平は6回9安打5失点で2敗目
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発したが、6回9安打5失点で降板し、今季2敗目(5勝)を喫した。同地区のライバルに連敗し、首位と7.5ゲーム差の地区4位に沈むエンゼルス。米メディアの番記者も「アストロズとの溝はいまだに大きく見えた」と嘆いた。
2014年以来9年ぶりのプレーオフ進出を目指すエンゼルスだが、前年のワールドシリーズ王者との差を痛感させられる試合だった。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ショウヘイ・オオタニがエース対決でつまずく中、アストロズとエンゼルスとの溝は明白のようだ」と題し、エンゼルス番サム・ブラム記者が執筆した記事を掲載した。
エンゼルスは、過去2年間で12勝26敗とアストロズに負け越し。この日は大谷が昨季17勝のバルデスとのエース対決で投げ負けた。ブラム記者は「このような試合で、過去のシーズンには出来なかったような戦いをするために彼ら(エンゼルス)はチームを作り上げていった」とオフの補強に触れつつ、この日の試合では「大きな変化は感じられなかった」と厳しく指摘した。
まだシーズンは103試合残っており、巻き返すチャンスは十分あるとしながらも、「エンゼルスが昨年王者のレベルに近いチームには見えないというのは否定できない」と現状を分析。エンゼルス打線が得点圏の好機を何度も逃した一方で、アストロズ打線は2試合ともに2ストライクと追い込まれてからもしぶとく安打を積み重ねたことを伝えた。