大谷翔平に「君の勝ちだって感じで…」 凡打のアストロズ主砲、突然差し出した右手に実況席称賛
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦に先発したが、6回9安打5失点で2敗目を喫した。試合中にはなんとも微笑ましいハプニングが発生。ゴロを処理した大谷が一塁線上で待ち構えた打者走者を最後はハイタッチする形でアウトに。これには敵地実況席も「今まで見た中で最も敬意に満ちたグラウンドアウトです」と笑い、喝采を送った。
大谷がタッカーから奪った投ゴロで微笑ましいハプニング
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦に先発したが、6回9安打5失点で2敗目を喫した。試合中にはなんとも微笑ましいハプニングが発生。ゴロを処理した大谷が一塁線上で待ち構えた打者走者を最後はハイタッチする形でアウトに。これには敵地実況席も「今まで見た中で最も敬意に満ちたグラウンドアウトです」と笑い、喝采を送った。
注目を集めたのは6回先頭だった。タッカーが放った打球は一塁線への力ないゴロ。大谷が駆け出して自ら処理すると、タッカーと一塁線上でお見合いする形に。両者は立ち止まり、大谷はボールを持って両手を広げた。すると、タッカーは右手を差し出し、タッチを求めた。大谷はボールを持ったグラブでタッカーの右手にタッチ。なんとも珍しい形で投ゴロを完成させ、最後はタッカーの背中を大谷が優しく叩いた。
この時、アストロズの試合を中継する米テキサス州地元局「AT&Tスポーツネット・サウスウェスト」の実況席は、MLB歴31年のベテラン実況トッド・カラス氏が「ハッハッハッ!」と笑い、「(タッカーは)オオタニがタッチできるように手のひらを出していましたね。今まで見た中で最も敬意に満ちたグラウンドアウトです」とタッカーの行動を含め、2人の行動を称賛。解説のジェフ・ブラム氏も「『今回は君の勝ちだ』って感じでハイタッチ。ハッハッハッ」と笑っていた。
エンゼルス戦を中継する米カリフォルニア放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況席も実況&解説そろって笑い出し、実況のパトリック・オニール氏は「彼らはローファイブした?(笑)ショウヘイとタッカーによる一流の、お互いへのリスペクト」と言い、「純粋なリスペクトでした。タッカーはタッチアウトになりましたが、ちょっとした握手のようでした」と称賛。敵味方関係なく、ほっこりとさせるシーンだった。
(THE ANSWER編集部)