米大リーグに「NPB球の導入」を提案 両球界を知る元オリ助っ人「万国共通のボールになるべき」
米大リーグでは2021年6月から粘着物質を使用した不正投球の取り締まりが強化され、審判団が投手のグラブや帽子をチェックする光景が見られるようになった。日本のプロ野球・オリックスでもプレーしたアダム・ジョーンズ氏は、不正投球の解決策として「日本のボールを使うこと」を提案。「万国共通ボールになるべき」と主張している。
元オリックスのアダム・ジョーンズ氏の意見に米投球分析家も「1000%賛成」と同意
米大リーグでは2021年6月から粘着物質を使用した不正投球の取り締まりが強化され、審判団が投手のグラブや帽子をチェックする光景が見られるようになった。日本のプロ野球・オリックスでもプレーしたアダム・ジョーンズ氏は、不正投球の解決策として「日本のボールを使うこと」を提案。「万国共通ボールになるべき」と主張している。
大リーグの公式ボールは日本に比べ「滑りやすい」と言われており、松ヤニなどの粘着物質による不正投球が横行しているとして、2021年6月から取り締まりが強化された。粘着物質にはボールの回転数を異常に増やす効果があり、今季もすでにメッツのシャーザーやヤンキースのヘルマンが違反により10試合の出場停止処分を受けている。
こうした状況の解決策を提案したのは、日米両方でプレーしたアダム・ジョーンズ氏だ。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した同氏は、日本のボールは何もつけなくても滑りにくくなっている品質だと紹介。「メジャーリーグの投手は試してみるべきだと思う。万国共通のボールになるべきだ」と主張した。
これには共演した投球分析家のロブ・フリードマン氏も「1000%賛成だ」と即座に同意。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている同氏は「難しいことじゃない。投手がコントロールを失って打者に毎回当てることなく、かつ投手に不公平なアドバンテージを与えないボールを手に入れることはできる」と打者にとっても投手にとってもメリットが大きいと説いていた。
(THE ANSWER編集部)