五輪金ランナーも禁止薬物 元世界記録保持者が警鐘「一定数は不正している」
一定数が不正?「スポーツ界は今や大金を稼ぐ場になっている」
「決して不正が広範囲に広がっているというわけではない。ただ、一定数は不正を行っている選手たちがいる。スポーツ界は今や大金を稼ぐ場になってしまっている」
大金を稼げるようになったひずみとして、ドーピングを含めた不正が陸上界に横行する“闇”が生まれたと考えているようだ。
記事によれば、11年から16年にかけて40人のケニア出身アスリートが検査で陽性となり、同国関係者は、彼らが才能で劣るアスリートのため、トップ選手への近道をしようと薬物に手を染めたという主張をしていたという。
しかし、スムゴングはスーパースターであり、トレーニングパートナーのリタ・ジェプトゥーも2014年に陽性反応を示したことを伝えている記事では「今後、スムゴングのリオ五輪以前のサンプルまで遡って検査されることが予想される」と指摘した。
五輪メダリストでは、08年の北京五輪と12年ロンドン五輪のドーピング再検査により、レスリングなど3選手のメダルはく奪が発表されたばかりだけに、今後の行方が注目される。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer