吉田正尚の126億円契約を実現させた代理人 さらなる躍進へ球団に助言「球場で本物の日本米を」
米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手は28日(日本時間29日)の敵地ダイヤモンドバックス戦で3打数2安打し、今季19度目のマルチ安打をマーク。打率も.303とし、ア・リーグで6位(日本時間30日現在)につけている。MLB1年目で好成績を収める“マッチョマン”だが、吉田の代理人のスコット・ボラス氏はここまでの成功を確信していたという。さらに今後の躍進のカギにも言及。MLB公式が報じている。
MLB公式が吉田の代理人のボラス氏に注目
米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手は28日(日本時間29日)の敵地ダイヤモンドバックス戦で3打数2安打し、今季19度目のマルチ安打をマーク。打率も.303とし、ア・リーグで6位(日本時間30日現在)につけている。MLB1年目で好成績を収める“マッチョマン”だが、吉田の代理人のスコット・ボラス氏はここまでの成功を確信していたという。さらに今後の躍進のカギにも言及。MLB公式が報じている。
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今季序盤は21打席連続無安打を記録するなど不振だった吉田。打撃コーチの助言もあり、打撃フォームを少々変えたことなどが功を奏し、4月20日以降は16試合連続安打の活躍もあって打率が急上昇した。今やレッドソックスには欠かせない戦力となったが、MLB公式は「ヨシダは彼の代理人が正しかったことを証明している」との見出しで、吉田の代理人を務めるスコット・ボラス氏に注目した。
記事内では「日本出身のこの左翼手に対するボラスの評価に同意しない懐疑的なチームが市場に数多くいたことを鑑みれば、それはボラスに喜びを与えるものだった」としたうえで、ボラス氏の“戦略”に言及。「レッドソックス以外に3球団ほど(同意した)チームがあった。しかし、私たちはフェンウェイが彼にとって理想的な場所であると感じ、それは非常にうまくいった」と語ったボラス氏のチーム選定のポイントにも触れている。
さらに、吉田の獲得に向けて「レッドソックスは5年総額9000万ドル(約126億円)とオリックス・バファローズへのポスティング費用の1540万ドル(約21億円)を投資した」と記事内で紹介。それだけに開幕当初の不振は気になるところだったと思えるが、「ボラスはなぜヨシダがメジャーで成功することにこれほど自信を持っていたのか」という問いに対して、こう語っている。
「フラットなバットスイングとゾーンの管理。この2つが最大の要因だった。それで、ボールを引きつけて打つことができるフェンウェイに彼を立たせたんだ。ここまで、そのすべてが表れているだろう。彼は完璧なフィットだと感じたんだ。(レッドソックス編成本部長の)ハイム(ブルーム)と彼のスタッフを称えたい。なぜなら彼らは私たちの査定に確かに同意してくれたからね」
その上で、記事内では「もしレッドソックスが1つのことを直すことができれば、ヨシダの米国での人生は完璧なものになるとボラスは考えている」と今後の躍進のポイントにも言及。ボラス氏は「彼が球場で本物の日本米を食べられるようにしなくてはいけない。米国の米と日本の米の違いを私は知っている。彼らは米国の米を使っているんだ。私は(レッドソックス会長の)トム・ワーナーと(筆頭オーナーの)ジョン(ヘンリー)に電話して言っているんだ。『球場に日本の米を用意できないか?』とね」と“日本食”へのこだわりを語っている。
(THE ANSWER編集部)