「なんという負け方だ!」 米高校野球で生まれた衝撃の結末が反響拡大「早すぎる歓喜でフイ」
米高校野球で起きた珍事の反響が拡大している。振り逃げが成立しているのを知らず、グラウンド上で大喜びした守備側が、悲劇の逆転サヨナラ負けを喫したシーン。SNS上で大きな話題になっていたが、複数の海外メディアでも「信じがたい結末」「何という負け方!」「胸が張り裂けるような結末」などと驚きを示されている。
米高校野球で起きた「振り逃げ」を巡る明暗
米高校野球で起きた珍事の反響が拡大している。振り逃げが成立しているのを知らず、グラウンド上で大喜びした守備側が、悲劇の逆転サヨナラ負けを喫したシーン。SNS上で大きな話題になっていたが、複数の海外メディアでも「信じがたい結末」「何という負け方!」「胸が張り裂けるような結末」などと驚きを示されている。
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守備側にとっては、まさに天国から地獄の瞬間となった。米ニューヨーク州メディア「フィンガーレイク1.com」などの海外メディアによると、上から4番目に相当する高校カテゴリーの地区大会決勝。5-4で迎えた最終7回2死一、二塁。勝利まであと1人の場面で投手が見逃し三振を奪ったが、捕手が捕球しきれずボールをこぼす。打者は一塁へ走り出したものの、捕手はタッチしなかった。球審はセーフのジェスチャーをしていたが、バッテリーは抱き合って大喜びし、ベンチから飛び出したナインと歓喜の輪をつくった。
振り逃げは成立しており、攻撃側の走者たちは猛然と走り続け、一挙に2人が生還して逆転サヨナラ勝ちとなった。途中で気づいた野手が大慌てで指摘したが、時すでに遅し。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」が、公式ツイッターに一連の動画を公開すると大きな反響を呼んだ。
ルールを知っているか否かで明暗が分かれた珍事に、海外メディアも続々と反応している。米紙「ニューヨーク・ポスト」は「ニューヨークの高校が振り逃げの間に喜び、チャンピオンシップで敗れる信じがたい結末」との見出しで報道。審判団が勝利を伝えてグラウンドを去ろうとしたシーンでは、地元局が「『おおっ。これは今まで見た中で最も信じがたい結末です』と言った」と伝えた。
また英紙「デイリー・メール」も「何という負け方! ニューヨークの高校野球チームが奇怪な振り逃げルールで優勝をフイにする 早すぎた歓喜」と報道。「ニューヨーク州の選抜野球大会で、早すぎる歓喜によって相手チームにタイトルを渡してしまったのだ」と伝えた。米放送局「NBC」の系列局でニューヨーク州をカバーする「CNY Central」も、「セクションVの野球大会、胸が張り裂けるような結末」との一文を添えて紹介している。
なお、日本でいう「振り逃げ」は、「第3ストライク」の投球を捕手が正規に捕球しなかった時に発生するため、スイングの有無は関係ない。
(THE ANSWER編集部)