早田ひなが世界卓球メダル確定

　卓球の世界選手権個人戦が26日、南アフリカ・ダーバンで行われ、女子シングルス準々決勝では世界ランク10位の早田ひな（日本生命）が同3位の王芸迪（中国）に4-3で勝利した。準決勝進出を決め、メダル確定で涙。海外実況席も「溢れ出る感情を見てください！　今は全てを表に出しています」と大興奮していた。

　世界が認める死闘だった。王に9度のマッチポイントを握られながら、追い詰め返した第7ゲーム20-19の場面。早田は試合を決めた瞬間、叫び声を上げた。涙を流す一方、海外実況席も大興奮。同じく絶叫していた。

「ヒナ・ハヤタがやってのけた！　マッチポイントを9度握られながら耐えた！　溢れ出る感情を見てください！　試合中は緊張感があったが、今は全てを表に出しています」「この試合は最もドラマチックな試合の一つとして歴史に刻まれるでしょうね」

　動画を公開したのは、ワールドテーブルテニス（WTT）公式ツイッター。海外実況の心も動かした激闘だったようだ。世界大会の個人戦で中国選手を破る歴史的な快挙。男女ともに今大会シングルスで4強入りしたのは、早田以外は全て中国選手だった。早田は27日の準決勝で世界ランク1位の孫穎莎（中国）と対戦する。