ベルギー代表MFヴィツェルの獲得余波は香川にも

　海外サッカードイツ1部ドルトムントの日本代表MF香川真司の立場が危うくなっている。ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルを獲得。これにより、中盤のポジション争いから香川が弾かれる可能性が出てきた。現地メディアが伝えている。

　ドルトムントの中盤に新たなピースが加わった。中国・天津権健からヴィツェルの獲得に成功。豊富な運動量で攻守両面にチームに貢献するセンターハーフで、ロシアW杯では日本とも対戦。同国史上最高の3位躍進に貢献した。

「ヴィツェル獲得とその影響－立場の苦しくなった5選手」と特集しているのは、英放送局「ユーロスポーツ」ドイツ版だった。まずヴィツェルについてこう寸評をつけている。

「ベルギー代表MFはスピード、対人勝負の強さ、広い視野、メンタルを備えた選手。これまでのドルトムントに欠けていたものを持っており、（チームの）パズルが完成した。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルクは『チームの陣容はいくつか動きがあるだろう』と新たな選手獲得だけでなく、現在29選手を抱えるチームの人員整理も示唆している」