大谷翔平、変幻自在に「支配的な5球種」で翻弄 「今季最も多彩」と米記者が確信した投球データ
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ツインズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。6勝目こそ逃したものの6回を2安打1失点、9奪三振の好投を見せ、先発投手としてチームの4-2の勝利に貢献した。この日のピッチングについて、米記者は「今年の中で最も多彩な球種を見せた」と指摘。またエンゼルスのレジェンドも、大谷の投球が「ツインズ打線をずっと考えさせ続けた」と称賛した。
ツインズ戦での投球の変化に米記者や解説者が注目
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ツインズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。6勝目こそ逃したものの6回を2安打1失点、9奪三振の好投を見せ、先発投手としてチームの4-2の勝利に貢献した。この日のピッチングについて、米記者は「今年の中で最も多彩な球種を見せた」と指摘。またエンゼルスのレジェンドも、大谷の投球が「ツインズ打線をずっと考えさせ続けた」と称賛した。
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ツインズ打線に的を絞らせなかった。今季10試合目の登板となった大谷は、直近の4試合では2勝1敗ながら、計8本塁打を浴びるなど開幕当初のような安定感を欠いていた。一方、この日は3回にカルロス・コレアに適時二塁打を打たれて1点を失うものの、許した長打はこの1本のみ。四死球4つを与えながらも、6回には圧巻の3者連続三振を奪うなど好投した。
この日の投球について、MLB公式のブレント・マグワイア記者はツイッターで「今年の中で最も多彩な球種を見せていた」と指摘。「彼は投球割合で10%以上の球を5種類投げていた。この5回を終わらせたスプリットとシンカーのコンビネーションはとても素晴らしかった」とつづった。
実際にMLB公式のデータサイト「Baseball Savant」によれば、大谷が打者22人に投じた99球のうち、スイーパーが27球(27%)、フォーシームが26球(26%)、カットボールが19球(19%)、スプリットが16球(16%)、シンカーが11球(11%)。マグワイア記者の指摘どおり、さまざまな球種を使い分ける投球を見せていた。
また、カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」も、「オオタニは良い日を送った」との一文とともにツイッターに公開した動画の中で、これまでの登板よりもスイーパーを投げた比率が低かった点に注目。エンゼルス一筋でプレーした球団レジェンドのティム・サーモン氏は、「私は(投手コーチのマット)ワイズと試合前に、このことについて話しました。彼はこれまでファストボールとスイーパーばかり投げていました」と語った上で、次のようにこの日の投球を称えた。