陸上のセイコーゴールデングランプリ

　陸上のセイコーゴールデングランプリ（GGP）が21日、神奈川・日産スタジアムで行われ、自己ベスト9秒76の昨年オレゴン世界陸上男子100メートル王者フレッド・カーリー（米国）が予選第1組で衝撃の9秒88（追い風1.5メートル）という大会新記録をマークした。

　5レーンから飛び出したカーリーは抜群の加速で2着ロアン・ブラウニング（10秒11）、3着の柳田大輝（10秒13）らを圧倒。現世界王者が1本目から驚愕のタイムに日産スタジアムはどよめきに包まれた。この後の決勝でさらなるタイム更新に期待が集まる。

　前日会見では「明日は良いレース、速いレースを期待してください。いかにプランを実行するか。予定通りにできれば速いタイムが出ると思う」と豪語していたカーリー。「最大の目標は8月のブダペスト世界陸上」と言っていたが、やはり規格外だ。