「素晴らしい光景」 トラブルの優勝者への“粋な行動”に感動の声…米自動車レース
米国の自動車レース「ナスカー」での心温まる光景が話題を呼んでいる。
ウイニングランでガス欠した優勝者を、優しく後ろから押すシーンが話題に
米国の自動車レース「ナスカー」での心温まる光景が話題を呼んでいる。ワトキンス・グレン・インターナショナルで行われたレースで優勝した22歳のチェイス・エリオットがウイニングランでまさかの燃料切れとなったが、同競技のレジェンド、42歳のジミー・ジョンソンが車の後ろに周り、優しく押すシーンを「ナスカー」の公式ツイッターが動画で公開。“粋な行動”でファンを感動させている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
まさかのハプニングが、感動的なシーンに早変わりした。5日(日本時間6日)に行われたレースを制したエリオット。ウイニングラン中にまさかの燃料切れとなり、停止しかけてしまった。ここで“粋”な対応を見せたのが、ジョンソンだった。チャリオットの車の後ろに回ると、ぴったりとくっつき、ゆっくりと走り出したのだ。
再び動き出すことができたエリオットは、改めてガッツポーズを繰り出し、観衆に勝利をアピール。ジョンソンなしには成立しなかった勝利の儀式だった。
ナスカーは公式サイトでこのシーンに言及。「ワトキンス・グレン決勝でウイニングラン走行をしていたチェイス・エリオットは燃料切れで失速してしまったが、王座獲得7度のジミー・ジョンソンからの助けを得ることになった」とレポート。エリオットのコメントも紹介している。
「レーストラック上でのサポートと敬意に対して、本当に感謝します。ジミーは自分にとって、長きにわたりヒーローでした。彼は自分にとって大きな支えであり、この経験は自分にとっても忘れることはないでしょう」と感謝を口にしていた。