[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

千賀滉大、今季MLB最強打線を揺さぶった意外な1球 12Kの裏で米実況が注目した「最も遅い球」

米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に先発。6回3安打1失点で勝敗は付かなかったものの、MLBで自己最多の12奪三振という快投を見せた。98.3マイル(約158.2キロ)に達する直球とカットボール、代名詞のお化けフォークが投球の中心となったが、米放送局を驚かせたのが直球との球速差が57キロにもなるスローカーブ。実況も「センガがメジャーで投げた最も遅い球だ」と声を上げた。

レイズ戦、6回1失点12奪三振と好投したメッツの千賀滉大【写真:ロイター】
レイズ戦、6回1失点12奪三振と好投したメッツの千賀滉大【写真:ロイター】

千賀も思わず笑みを浮かべたメジャー自己“最遅球”の結果は……

 米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に先発。6回3安打1失点で勝敗は付かなかったものの、MLBで自己最多の12奪三振という快投を見せた。98.3マイル(約158.2キロ)に達する直球とカットボール、代名詞のお化けフォークが投球の中心となったが、米放送局を驚かせたのが直球との球速差が57キロにもなるスローカーブ。実況も「センガがメジャーで投げた最も遅い球だ」と声を上げた。

 思わず笑みを浮かべた。2回1死一塁の場面。左打者の7番レイリーに対して、カウント0-1から千賀が投じた2球目はフワッと浮いたかと思うと急激に落下し、打者の足元でワンバウンドした。レイリーは一瞬虚を突かれたような反応を見せたものの手は出さず、判定はボールに。千賀は白い歯を覗かせた。

 試合を中継した地元放送局「スポーツネット・ニューヨーク」はその球速に注目。「コウダイ・センガが今季彼の中で最も遅い球を投げた……63マイル(約101.4キロ)のカーブだ」と添えてツイッターに動画を投稿した。実況もすかさず「これはセンガがメジャーリーグで投げた中で最も遅い球だ。63マイル」と驚きを持って伝えている。

 この打席は97.1マイル(約156.3キロ)のフォーシームやカットボールを織り交ぜ、6球目のスライダーで空振り三振を奪った。千賀のこの日の最速はフォーシームの98.3マイル。最大で57キロ近い球速差を見せて、メジャートップの打率、得点数を誇る強力レイズ打線を翻弄した。

 ビハインドのまま降板したため5勝目は逃したが、7回に味方が追いつくとその後は点の取り合いに。延長10回に主砲アロンソが劇的な逆転サヨナラ3ランを放ち、チームは8-7で勝利した。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集