被弾が多い大谷翔平を嘆く米ファンの意見に番記者擁護「最悪のスランプは他の好投手にもある」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)の敵地オリオールズ戦で3被弾しながら、7回5失点の粘投で今季5勝目。打っても決勝9号3ランを含む4安打3打点と大暴れだった。一方で、被弾が多い大谷の投球内容に対して嘆く米ファンに対し、米地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者がツイッターで大谷を擁護。「最悪のスランプは他の好投手にだってある」と訴えた。
15日の登板で3被弾しながら5勝目を挙げた大谷
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)の敵地オリオールズ戦で3被弾しながら、7回5失点の粘投で今季5勝目。打っても決勝9号3ランを含む4安打3打点と大暴れだった。一方で、被弾が多い大谷の投球内容に対して嘆く米ファンに対し、米地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者がツイッターで大谷を擁護。「最悪のスランプは他の好投手にだってある」と訴えた。
発端はフレッチャー記者が15日のオリオールズ戦で大谷が3ランを打ったことを伝えた投稿。すると、打者として打った本塁打よりも投手として打たれた本塁打の多さを嘆く米ファンが現れた。返信欄で一部のファンとやりとりしながら「なんで彼が献上した本塁打の方が、打った本塁打より反応が多いんだ? 彼の放った本塁打は凄いが、他の良くない投球は気になるし、喜びも台無しだ」とつぶやき、大谷の被弾の方が盛り上がるネット世論を引き合いに投球内容に意見した。
これに割って入ったのがフレッチャー記者本人。「ツイッターでは常に悪いことの方にはるかに多い反応がある」とネットの特性を指摘し、大谷の投球について「確かに彼はキャリア最悪のスランプに陥っている。それは他の好投手にだってあることだ」と擁護。防御率5.53のネストル・コルテス(ヤンキース)、同4.91のサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)らメジャーの一線級で今季苦しんでいる投手の防御率を列挙し、大谷は3.23にとどまっていることも挙げた。
こうした意見がされるのも大谷がメジャーで注目されている選手であることの裏返し。確かに最近は被弾は多いが、これまで状況に応じてピッチングスタイルを変化させながら、着実に進化してきた。シーズンはまだ序盤戦。打者はもちろん、投手としてのさらなる成長に期待したい。
(THE ANSWER編集部)