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元Jリーグ助っ人が衝撃受けた日本の病院での思い出 妻の出産に急ぐも「看護師がストップと…」

サッカーJリーグの名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)でプレーした元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、今月30周年を迎えたJリーグの思い出を語った。英公共放送「BBC」が電子版の記事で伝えている。

名古屋グランパスエイトでプレーしたギャリー・リネカー氏【写真:Getty Images】
名古屋グランパスエイトでプレーしたギャリー・リネカー氏【写真:Getty Images】

元イングランド代表リネカー氏がBBCに語る

 サッカーJリーグの名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)でプレーした元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、今月30周年を迎えたJリーグの思い出を語った。英公共放送「BBC」が電子版の記事で伝えている。

 記事ではリネカー氏が「今月で(Jリーグ)30年を迎えるが、今でも日本で過ごした時間を懐かしく思い出す」と回顧。1993年3月に名古屋に到着した時のことについて「タクシーで行き先を伝えたり、レストランに電話をして予約を取り、食事を注文することはできたが、ゆっくり座って正確な会話をすることはできなかった。(日本語を)理解するのはスペイン語よりもはるかに難しかった」と話している。

 日本人の特徴には「綿密に準備をする」ことを挙げ、Jリーグもそうだったという。「サインはなるべくしてきたが、日本ではとてもよくサインを求められた。そして彼らはそこでも準備万端で、ファンはいつもボード(色紙)とペンを持っていたことを覚えている」とファンからサインを求められたことを思い出し、「Jリーグのマーケティングとして日本のテレビCMにも多く出演したが、これも楽しかった」と語っている。

 日本での一番の出来事には、息子のハリー氏が生まれた日のことを挙げた。

「(病院に)着いて中に入ろうとした時、2人の看護師が僕を見て『リネカーさん、リネカーさん、ストップ、ストップ!』と言ってきたので、立ち止まらなければなりませんでした。『なぜストップ!?』となったが、彼らは『靴!』と。『靴?』と思ったら、『靴を履き替えてください。スリッパで』と言われた」

 土足禁止の場所だったようだ。その後、急いでスリッパを履いたというが、「日本ではいつもサイズが小さすぎたので、きちんと履けないまま足を引きずりながらできるだけ急いだ」という。産科病棟に入ると、大きなガラス戸の向こうで妻が苦しみ、叫んでいる声が聞こえた。そこに移動しようとしたところ、またも「ストップ、ストップ!」と言われたという。

 リネカー氏は「なぜ?」と問うと「スリッパ」と返されたそう。「スリッパ履いてますよ!と返したら、『いえいえ、スリッパを替えてください。別のスリッパに』と言われたんだ」。場所ごとに履き物を変える病院のルールに衝撃を受けたと明かしていた。

(THE ANSWER編集部)


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