RKB×三井松島レディス最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日が14日、福岡CC和白Cで行われた。双子の岩井明愛、千怜（Honda）がともに通算11アンダーで並び、昨季の年間女王・山下美夢有（加賀電子）も含めた3人でプレーオフ（PO）に突入。姉妹が出場するPOは史上初だったが、妹・千怜がこれを制して優勝した。惜しくも優勝を逃した姉・明愛は「8割悔しいのと、千怜が優勝して2割うれしい」と複雑な心境を明かした。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　PO2ホール目に訪れたバーディーチャンスを決められず、優勝を逃した明愛。試合後の取材に「プレーオフは楽しかったですね。（最後のパットは）切れなかったです。思うところに打てましたが、ちょっと厚かったかな」と振り返った。

　史上初の姉妹でのプレーオフに関しては「プレーオフ自体初めてだったので、こんなに楽しいんだと。その中に千怜もいたので不思議な感じでした」と話した。

　正規の18番、PO2ホール目の第2打には“直ドラ”を選択し、ギャラリーを沸かせた。「想定していなかったですけど、届かなくもない距離だったので、狙えるところは狙いたいともって直ドラしました。ドライバーでうまくいけば届く距離だったので、そこに懸けてみようかなと。結果的にはミスショットで届かなかったですけど、良い攻めなんじゃないかなと」と意図を明かした。

　最後はツアー通算2勝目を逃して「悔しいです」としながらも「8割悔しくて、千怜が優勝して2割うれしい」と話し、報道陣を笑わせた。