女子ゴルフ双子姉妹の最終組対決に粋な心遣い 同組の福田真未「2人があまり話さないから…」
女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス第2日が13日、福岡CC和白Cで行われ、ツアー通算2勝の30歳・福田真未(安川電機)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算8アンダーで1打差の4位とした。岩井明愛、妹・千怜(ともにHonda)の双子姉妹とラウンド。史上初となる姉妹最終組対決の中で“粋な心遣い”を見せた。
RKB×三井松島レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス第2日が13日、福岡CC和白Cで行われ、ツアー通算2勝の30歳・福田真未(安川電機)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算8アンダーで1打差の4位とした。岩井明愛、妹・千怜(ともにHonda)の双子姉妹とラウンド。史上初となる姉妹最終組対決の中で“粋な心遣い”を見せた。
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福田は出だしの1番でバーディー発進。6番でも1つ伸ばし、10、14番でもバーディーを奪った。勢いよく単独首位に立ち、雨にもかかわらず詰めかけた地元ギャラリーから拍手喝采。しかし、15番から3連続ボギーでトップから後退した。首位の明愛、申ジエ、青木瀬令奈を1打差で追う展開で最終日を迎える。
中学3年から回るコースだが、苦手意識の強い場所。初日は66で回り、このコースの“自己ベスト”をマークしたが、この日は「(15番まで)ボギーがなかったことに自分でもビックリ。一つ来て、『やっぱり来たんだな』と思った。流れを止められなかったのが悔しい。ショットはそこまで悪くないけど、要所、要所でミスが出た。リカバリーができずにボギーが続いた」と振り返った。
早朝から雨が降り続く悪条件。「気にしないようにしていたけど、今思えばリズムが早くなった」と吐露。この日は話題の岩井ツインズと同組だった。姉妹による最終組対決は史上初。しかし、ラウンド中の2人は自分のプレーに集中し、あまり会話を交わしていなかった。
実は自身も二卵性の双子の妹を持つ福田。この日は「最初は双子ちゃんがあまり話さないから、間に入ってどうしたらいいかと思って、2人と順番に喋った。気を使ったわけじゃないですよ」と優しい“心遣い”を見せた。「顔もスイングも似ているなと思ってみていました。『何分違いで生まれたの?』って聞いたり。双子ちゃんに囲まれて、たくさんのギャラリーさんがいて楽しかった」と盛り上げた。
福岡市出身で多くのプロを輩出した強豪・沖学園高で腕を磨いた。2017、18年にともにツアー1勝。今大会は車で30分の自宅から通う。初日終了後は地元優勝の期待に「ちょっと早いです」と笑っていたが、「優勝を狙える位置にいられたことがよかった。せっかくいい位置なので明日は思いっきりやりたい」とやる気。勝てば18年8月以来のツアー通算3勝目。地元で歓喜の瞬間を味わえるか。
(THE ANSWER編集部)