吉田優利の19歳の妹・鈴が-4暫定首位 前週メジャーVの姉は「凄いし、羨ましい。私もああなりたい」
女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディスが12日、福岡CC和白Cで開幕し、前週国内メジャー初優勝を果たした吉田優利の妹でアマチュアの鈴(りん・日本ウェルネススポーツ大2年)が6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーだった。ホールアウト時点で暫定首位タイ。19歳ながら確かな実力を見せた。
RKB×三井松島レディスが開幕
女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディスが12日、福岡CC和白Cで開幕し、前週国内メジャー初優勝を果たした吉田優利の妹でアマチュアの鈴(りん・日本ウェルネススポーツ大2年)が6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーだった。ホールアウト時点で暫定首位タイ。19歳ながら確かな実力を見せた。
大勢のギャラリーが集まった福岡で、鈴が会心のゴルフを続けた。前半3番パー4で92ヤードから1メートル半につけてバーディー。5番は7メートルのパットをねじ込んで1つ伸ばすと、後半10番でもバーディーを奪った。12~15番はバーディー、ボギーを交互に並べる激しい展開。それでも、17番でバーディーを奪ってみせた。
「始まる前はショットの調子も上がらず、初めて出る試合なのでコースもあまりわからない。ハウスキャディーさんだったので、自分でやらなきゃいけないと思っていた。風も舞っているコースでわかりづらかったけど、パットのフィーリングは凄くいい。ショットが安定しないと思っていたのでパットで補おうと思って練習した。ゴルフの組み立てが凄くうまくいった。パットで伸ばせた日だと思います」
姉・優利の影響を受け、6歳でゴルフを始めた。昨年4月のオーガスタナショナル女子アマで日本人唯一の予選突破を果たして20位に。同6月の国内ツアー・宮里藍サントリーレディスでは24位でベストアマに輝いた。しかし、最終プロテストで合格ラインに2打及ばず不合格だった。
「試合に出ていても、この1打を決めないといけないというところで外すのが落ちる原因。シビアに練習して、練習と同じようなスイングをできないことがそういう1打になってしまう。そこを意識して練習しています。私は飛距離も出ないので、ショートゲームは人よりうまくないといけない。ライン読みもシビアにしています。試合でも集中して狙ったところに打つことが最近できるようになってきた」
前週は姉がツアー通算3勝目。鈴は「練習場にいてU-NEXTでずっと見ていました。凄いし、羨ましいなっていう気持ちもあります。私もああなりたいし、ゴルフだけじゃなく人間的にもポジティブ。見習いたいところがある」と笑顔。今週は同大会出場で11日に寿司を堪能した。「(姉は)フワっとした球がうまいので聞きたくて。自分の考えになかったところを教えてもらった」と練習場でアドバイスをもらった。
姉との間に兄もおり、最近は3人で焼肉へ。「3万円くらい食べました。お姉ちゃん払いです(笑)。好きなのはハラミと上ミノ。姉が一番食べます。(全員で)野球選手くらい食べるのでは」。初日に好発進を決めた19歳。優勝ならプロテスト免除となる。
「すでに同級生も3人くらい勝っている。そこに意識はあるので、私も優勝争いをしないといけない。焦りはないけど、早く追いつきたい。(今大会は)まだ3分の1しか終わっていない。これからが重要。最終日にスコアを伸ばすのがこれからのゴルフ人生でキーになる。バックナインで落とすと優勝できない。体力的にも疲れて緊張していても、しっかりいいプレーをするのが重要。徐々にコースに慣れてスコアを伸ばしたい」
姉の勢いを受け、妹もチャレンジしていく。
(THE ANSWER編集部)