アストロズ戦に「3番・DH」で出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は10日（日本時間11日）の本拠地アストロズ戦に「3番・DH」で出場。3点ビハインドの9回に8号2ランを放ったが、チームはあと一歩及ばずに4-5で敗れた。それでも体勢を崩されながらも放った一発に、ネットではワールド・ベースボール・クラシック（WBC）直前を思い出したファンも続出。「才木から打ったようなHR」「京セラでも見た」といった声が上がっている。

　じっくり引きつけた。2-5と3点ビハインドで迎えた9回、先頭打者のトラウトが安打で出て無死一塁の場面。相手クローザーの右腕プレスリーの4球目のカーブに反応した。見逃せばボールという内角低めの球を左膝を折りながら振り抜くと、打球は右中間スタンドに飛び込んだ。劣勢ムードの中で生まれた芸術的な一打に、スタンドのファンは盛り上がった。

　この一打にツイッター上の日本人ファンも興奮。「ナイスバッチ」「朝からすげーの見た」といった声に加え「才木から打ったようなHR」「京セラでも見たようなHR出た」「大谷のホームラン変態すぎな」と、WBC前に京セラドーム大阪で行った阪神との強化試合で才木浩人投手から左膝を折りながら放ったバックスクリーン弾を思い出すような書き込みも見られた。

　試合は大谷の一発で1点差に追い上げ、後続も2者連続安打でサヨナラ機を迎えたが、あと一本が出ずに敗戦。それでも「惜しかったけど大谷のホームラン見れたし、ナイスゲーム」「なおエでも良し」といった声も上がっていた。