大谷翔平が直面する「彼だけのジレンマ」 契約は年81億円か、総額810億円か…米メディア大予想
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地アストロズ戦に「3番・DH」で先発出場。4打数2安打2打点と活躍し、チームも6-4で勝利した。今季も二刀流として大車輪の活躍を見せる中で、今オフにフリーエージェント(FA)を迎えるため去就にも注目が集まる。米専門局は球団幹部や代理人などによる契約予想を公開。「総額、年平均、長さであれ、数字は目玉が飛び出すようなものになる」と報じている。
ESPNが米専門家などから意見を収集
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地アストロズ戦に「3番・DH」で先発出場。4打数2安打2打点と活躍し、チームも6-4で勝利した。今季も二刀流として大車輪の活躍を見せる中で、今オフにフリーエージェント(FA)を迎えるため去就にも注目が集まる。米専門局は球団幹部や代理人などによる契約予想を公開。「総額、年平均、長さであれ、数字は目玉が飛び出すようなものになる」と報じている。
今オフにFAとなる大谷の去就は、米メディアや識者の間でも注目の的。米スポーツ専門局「ESPN」は「ショウヘイ・オオタニの来るFAはMLB史上最も期待されているものであり、彼の次の契約の金額は間違いなく球界の記録を作るだろうし、もしかすると北米プロスポーツ全体でも記録になるかもしれない」と予測している。
「26人のMLB幹部、代理人、インサイダーに意見を求めた」としている記事では、回答をもとに総額において大きく3つにグループ分け。(1)5億ドル(約675億円)未満=6人、(2)5億ドル~5億4900万ドル=14人、(3)5億5000万ドル(約740億5000万円)以上=6人となった。
「26人の予想は年平均の価値を最大化する目的での最短4年から、最長13年までの範囲に広がり、総額は4年2億4000万ドル(約324億円)から、途方もない6億500万ドル(約816億7500万円)にまで及ぶ」と条件予想は幅広いものとなったようだ。
大谷からすれば「1年あたり81億円」、「総額810億円」などと極端な選択肢も生まれる可能性があるが、「ESPN」は「オオタニだけが直面できるジレンマ」としている。大谷のFAが「ユニーク」である理由については、ある幹部が話した「『年3500万ドルの2人の選手』が1人になったもの」という表現を引用。「チームは2つの分野でエリートな才能を獲得しつつ、ロースター枠も節約できる」と大谷の特殊性に言及している。