アストロズ戦に「3番・DH」で出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8日（日本時間9日）の本拠地アストロズ戦に「3番・DH」で出場。3回の第2打席に右腕ハンター・ブラウンから中前タイムリー二塁打を放った。技ありの一打に米実況席からは「本当に勝負強い打撃」と称賛の声が上がった。

　難しいコースにもバットが出た。2点を追う3回1死一、二塁の場面。チャンスで回ってきた大谷の第2打席。変化球で追い込まれ、1-2からの5球目、見逃せばボールの外角ナックルカーブにバットを伸ばすと、打球は二遊間を抜けた。中堅手が左翼寄りに位置していたため、捕球が遅れる間に二塁走者のネトが生還。大谷も二塁に達した。

　カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」で解説を務めた球団OBマーク・グビザ氏は「本当に勝負強い打撃です。非常にいいスローカーブでしたが、彼は低めに手を伸ばしてとらえました。それだけ素早いのです。ところで彼は明日マウンドに上がります。外角低めでしたが、それでも彼はストロングです。腰が少し開いていましたが、手をうまく残しました」と絶賛した。

　同じくエンゼルスOBの解説ギャレット・アンダーソン氏も「彼の才能と力強さの証です。彼は本当に幅広いコースを打つことができます」と称えていた。