NBA選手と相手オーナーが小競り合い プレーオフでの騒動に米賛否「退場になるべき」「演技だ」
米プロバスケットボール(NBA)のプレーオフ西地区準決勝第4戦が7日(日本時間8日)、米アリゾナ州で行われ、ホームのサンズが129-124でナゲッツを下し、シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。ゲームハイの53得点を記録したナゲッツのニコラ・ヨキッチは試合中に相手チームのオーナーを肘で押したとしてテクニカルファウルをとられた。動画がSNSで公開されると「退場になるべき」「押しのけてなんかいない」「倒れる演技だ」など賛否両論の反応が寄せられている。
53得点のヨキッチが相手オーナーを小突いてテクニカルファウルに
米プロバスケットボール(NBA)のプレーオフ西地区準決勝第4戦が7日(日本時間8日)、米アリゾナ州で行われ、ホームのサンズが129-124でナゲッツを下し、シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。ゲームハイの53得点を記録したナゲッツのニコラ・ヨキッチは試合中に相手チームのオーナーを肘で押したとしてテクニカルファウルをとられた。動画がSNSで公開されると「退場になるべき」「押しのけてなんかいない」「倒れる演技だ」など賛否両論の反応が寄せられている。
コートサイドが騒然となった。第2クォーター残り2分36秒。エンドラインを割ったボールが観客席最前列へと転がった。そこに座っていたのはサンズのオーナー、マット・イシュビア氏だった。ボールを掴むと脇に抱え、隣に突っ込んできたサンズのジョシュ・オコーギーを心配そうに見つめた。
すると、ヨキッチが近寄りボールを要求。しかし、イシュビア氏はボールを渡そうとせず、取り合いのような状態になった。イシュビア氏が腕を振り払うような動きを見せると、宙に舞ったボールは別の観客の手に渡った。ヨキッチは両手を上げて引き続きボールを要求したが、その際に左肘でイシュビア氏を小突くような形となり、同氏は両手を上げて椅子に倒れ込んだ。
一連の流れを米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の公式ツイッターが動画で公開。「このプレーの後、ニコラ・ヨキッチがサンズのオーナー、マット・イシュビアを押しのけたように見えた。ヨキッチはテクニカルファウルをとられた」と文面に添えた。米ファンからは両者に対する賛否の声が集まった。
「ヨキッチは退場になるべきだった」
「ヨキッチを出場停止処分に。あんなに攻撃的に観客に近寄る理由はなかった」
「どうしてファンが選手に触れているんだ?」
「フロップ(ファウルをもらうための演技)だ。イシュビアにテクニカルファウルが与えられるべき」
「所有しているのはボールじゃなくてサンズだろ…手放して座っておけよ」
「倒れる演技だ」
「オーナーもフロップするんだな」
「彼は押しのけてなんかいない」
米スポーツ専門局「ESPN」の公式インスタグラムによると、ヨキッチは試合後「あのファンが先に私に手を出してきた。リーグは私たちを守るべきものだと思っていたが」と発言。ファンが相手チームのオーナーだと知らされると、「コートサイドに座っていればただのファンだ。彼が誰であろうと関係ない。ファンはボールを抱えて試合に影響を及ぼしてはいけない」と主張した。
(THE ANSWER編集部)