米自動車レースでドライバー同士が殴り合い ドライビング巡り衝突 「拳が飛んだ」と米報道
米国の自動車レース「NASCAR」でまさかの場外乱闘が勃発した。7日(日本時間8日)に米カンザス州で行われたレースの後、2人のドライバーがピットロードで殴り合いの大げんかに発展。NASCAR公式ツイッターは動画を公開し、米テレビ局は「拳が飛んだ」と事件を報じている。
カンザス州で行われた「NASCAR」
米国の自動車レース「NASCAR」でまさかの場外乱闘が勃発した。7日(日本時間8日)に米カンザス州で行われたレースの後、2人のドライバーがピットロードで殴り合いの大げんかに発展。NASCAR公式ツイッターは動画を公開し、米テレビ局は「拳が飛んだ」と事件を報じている。
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問題のシーンはカンザス・スピードウェイで行われたレース終了後。ピットロードにいたノア・グラグソンが、今季年間ポイントランキング1位に立っているロス・チャスティンの前に立ち、何やら言葉を交わすといきなりチャスティンの胸ぐらをつかんだ。これに怒ったチャスティンは右拳でグラグソンの顔面を殴打。「ガゴッ」と鈍い音を聞いた周囲の関係者が慌てて間に入って仲裁したが、殴られたグラグソンは怒り冷めやらぬ様子でチャスティンをにらみ続けた。
NASCAR公式ツイッターは「これがノア・グラグソンとロス・チャステインの間でピットロードで起こったことだ」とつづって2人が乱闘劇を繰り広げた動画を公開。米テレビ局「FOXニュース」は「NASCARの対立が沸騰する中、ピットロードでロス・チャステインがノア・グラグソンを殴る」との見出しで報じた。
記事内では「デニー・ハムリンがカイル・ラーソンを1位の座から追いやり、カンザス・スピードウェイで勝利を手にした日曜の午後、ロス・チャステインとノア・グラグソンの間でレース後に事件があった」と書き出し、レース中の出来事からの流れについて触れている。
「トラックでの攻撃的なドライビングで数人のドライバーを憤慨させたチャステインは、タイトなドライビングでグラグソンを壁に押し付けていたように見えた。グラグソンはその後、ブラッド・カセロウスキーの前でスピンした。グラグソンはその後、ピットロードでチャステインと対峙し、拳が飛んだ」
どうやらグラグソンはチャスティンのドライビングについて物申したかったもよう。しかし「チャステインが右フックを繰り出し、グラグソンは応戦しようとしたが、NASCARの職員が間に入って2人を押し止めた」という顛末だ。
同メディアは2人のコメントも紹介。グラグソンは「もううんざりだよ」とチャステインのドライビングスタイルについて語り「あの男は全員にぶつかってくる。みんな彼にはうんざりしている」と語っている。一方のチャスティンは、「ターン4」と呼ばれる場所で「タイトに行った」と認めながらも「ノアと私はレーストラック上でとても似た態度を持っている。私たちは一緒に練習し、準備し、お互いのことを何でも知っている。確かに4で彼を押しのけたよ」と語った。
このレースでチャスティンは5位に入ったが、グラグソンは不利を被った影響もあって29位に終わっている。
(THE ANSWER編集部)