実績十分「フクヒロ」VS「ナガマツ」の勢い 日本勢で金メダル争う決勝の見どころは
国際大会での過去の対戦は「フクヒロ」ペアが3戦全勝
2人は第11シードで日本では4番手としての出場だったが、初戦で地元・中国のペアを破り、勢いに乗って臨んだ3回戦では、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)にストレートで完勝した。世界選手権出場、メダル獲得、決勝進出と初モノ尽くしで歩む中、タイトル奪取に挑む。
国際大会における両者の対戦成績は、福島、廣田組の3戦全勝。今年は、3月のドイツオープン、7月のインドネシアオープンで対戦している。実績から考えれば、福島、廣田が優位だ。しかし、松本、永原には勢いがある。先に試合を終えて次戦の相手が決まっていない段階ではあったが、永原は「大きな舞台で日本人対決ができることは、光栄。試合を通して、自分たちの力を出し切って、終われるように頑張りたい。ここまで来たら優勝したい」と世界一への意欲をのぞかせた。
注目の金メダル争いは、5日の午後に行われる。福島、廣田が前回の悔しさを晴らす初優勝を飾るのか、松本、永原が初出場初優勝の快挙を成し遂げるのか、目が離せない。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)