大谷とトラウトいずれかが休んだ試合は今季5戦5勝

　米大リーグのエンゼルスは5日（日本時間6日）、本拠地レンジャーズ戦に延長10回で5-4のサヨナラ勝ち。最大4点差、9回2死から3点差を追いつき、首位攻防3連戦の第1戦を奪取。首位レンジャーズとゲーム差なしで並んだ。今季はひと味違うエンゼルスを証明する数字を米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式ツイッターが伝えている。

「今季のエンゼルスはトラウトかオオタニのどちらかが休んだ試合は5-0（5勝0敗）だが、彼らはデータを無視して2人をともに出場させている」

　同アカウントはチームの2大看板である大谷翔平とマイク・トラウトのどちらかが出場しなかった試合は全勝であることを紹介。二刀流でフル稼働している大谷と近年故障が目立つトラウトは今シーズン、定期的に休養を与えられながらシーズンを送っている。しかし、今のところ5戦5勝と星を落とさず。選手層が厚くなったことが窺い知れる。

　5日の試合も大谷は5打数無安打に終わったが、9回にウォーラク、レンヒーフォという脇を固める選手のタイムリーで3点差を追いつき、延長戦の末に逆転勝ち。同じく9回に逆転勝ちした3日のカージナルス戦後にトラウトは「我々は選手層が厚い。誰が打席に立とうが粘って全力を尽くせば、良いことが起きるんだよ」と語っていたが、その言葉通りとなっている。

　投稿には、米ファンから「彼らにリフレッシュの休みを与えててもチームにはダメージなし。それはすごいね」との声も寄せられた。6日（同7日）の本拠地レンジャーズ戦はトラウトが「2番・中堅」、大谷が「3番・DH」で出場している。