大谷翔平、記者もファンも殺到したNY&ボストン人気 米驚き「彼はロックスター」「球界の顔だ」【4月の二刀流】
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は4月までの日程を終了。30日(日本時間5月1日)の敵地ブルワーズ戦で17連戦を終えた。開幕1か月に見せてくれた投打での名珍場面を「4月の二刀流」として、編集部がピックアップ。今回は敵地の異変編だ。ボストンにもかかわらず、試合後の出待ちでファンが殺到し「彼はロックスター」「球界の顔だ」と話題になっていた。
開幕1か月の活躍を振り返る、今回は「敵地の異変編」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は4月までの日程を終了。30日(日本時間5月1日)の敵地ブルワーズ戦で17連戦を終えた。開幕1か月に見せてくれた投打での名珍場面を「4月の二刀流」として、編集部がピックアップ。今回は敵地の異変編だ。ボストンにもかかわらず、試合後の出待ちでファンが殺到し「彼はロックスター」「球界の顔だ」と話題になっていた。
○4月16日(同17日)、敵地レッドソックス戦「ボストンの出待ち」
試合後の球場外には、敵地としては異例の様子が生まれた。ボストンのフェンウェイ・パーク場外に設けられた柵の外。ファンたちが詰めかけていた。自作で「大谷」と漢字で書かれたボードを手に持つ女性ファンのほか、レッドソックスの帽子やユニホームを身に着けた米ファンもいた。動画をツイッターに公開したのは、カリフォルニア州地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」のレポーター、エリカ・ウェストンさんだ。
試合後の出待ちであることを伝えると、同局で実況を務めるウェイン・ランダッゾ氏は「彼はロックスターであり、象徴であり、MLBの中でダントツで市場性の高い選手だ」と強調した。米ファンからは「球界の顔。ショウヘイは真のグローバルメガスターだ!」と驚きの声が上がっていた。大谷は4打数無安打で連続試合出塁が「36」で途絶え、チームも1-2の3連敗。それでも、人気は健在だった。
〇4月19日(同20日)、敵地ヤンキース戦「漢字ユニホームを販売」
ヤンキースグッズが並ぶ球場内のチームストア。お馴染みの「NY」のロゴが目につく中、店内の一角には「大谷翔平」と漢字が記された背番号17のエンゼルスのユニホームがあった。さらに、「OHTANI」と英語が入ったシャツの上にはヤンキースの帽子も。場違いな商品だが、名門球団も二刀流人気にあやかったようだ。
米ミシガン州地元ラジオ局「WXYT-FM」は「ヤンキースがエンゼルス戦に合わせてショウヘイ・オオタニのユニホームをチームストアで販売」との見出しで記事を掲載。「オオタニは国際的なスーパースター」とし、「ヤンキースは彼の名前で金を稼ぎ、オオタニがどれほどのスターになったかを強調していた」と説明していた。
〇4月18日(同19日)、敵地ヤンキース戦「記者も殺到した取材シーン」
屋内の通路のような場所。大谷はエンゼルスのロゴが入ったボードの前で水原一平通訳とともに立ち、取材に応えていた。注目はその周囲。大谷を取り囲むように記者たちが殺到した。おしくらまんじゅう状態でボイスレコーダーなどを持った手を懸命に伸ばし、録音や動画を撮影していた。
名門ヤンキースの本拠地でプレーするとあって注目を集めた一戦。駆けつけた記者の数も多かったようで、米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」のエンゼルス戦中継で実況を務めるウェイン・ランダッゾ氏はツイッターに画像を公開。文面に「ニューヨークでショータイムだ」と記して脚光を浴びせていた。この日は今季4号を含む3打数1安打2打点1盗塁で、5-2の勝利に貢献した。
エンゼルスは30日(同5月1日)で17連戦を終了。大谷はこの間全試合にフル出場した。開幕から1か月で28試合、打率.294、7本塁打、18打点。6度先発した投手では4勝0敗、防御率1.85、7失点(自責7)だった。1日(同2日)は試合がなかったが、2日(同3日)の敵地カージナルス戦から9連戦が始まる。
(THE ANSWER編集部)