韓国プロ野球にMLB公式サイトも注目

　韓国プロ野球で珍しい始球式が行われた。女子ゴルファーがアプローチを披露。MLB公式サイトが動画付きで「捕手へ静かにチップショットを打つところを見た」「ホールインワンだ」と記事を掲載した。

　まさかのやり方だった。マウンドと本塁の間にセットされたのはゴルフボール。芝の上にシートのようなものも敷かれている。白いミニスカートをはいた女性は、ボールの後ろからラインをイメージ。素振りをした後にアドレスをとると、優しくアプローチした。山なりのボールは捕手のミットへ。ストライクゾーンからは外れたが、歓声に笑顔を振りまいた。

　MLB公式サイトは動画付きで「韓国のこの始球式はホールインワンだ」の見出しを打って記事を掲載した。「韓国プロ野球（KBO）の試合を見に行けば、それはショーの中のショーだ」と驚きをもって記載。「バットフリップの誇示や常軌を逸した始球式を見ることができるかもしれない。2021年に韓国シリーズを制覇したKTウィズは、そのドラマティックさの天賦の才で確かに知られている」と紹介し、こう続けた。

「そしてパー以上の最新の始球式センセーションがやってきた」「スウォン球場で行われたウィズの試合前、観客（あるいはゴルフファンからすればギャラリー）はKLPGAのゴルファー、キム・ソルビが始球式で捕手に向かって静かにチップショットを打つところを見た」

　記事によると、人工芝ではなく天然芝の上で打っていた場合、韓国アナウンサーは「もっと正確だっただろう」と話したという。日本でも女子ゴルファーが始球式に登場することもあるが、投げるのが一般的。MLB公式は「次回、ウィズはキム・ソルビを始球式パットをするために招待するかもしれない」とつづっている。