大谷翔平の不正を疑った球審 直後の和やか交流話題「清廉潔白すぎて笑うしかないw」【4月の二刀流】
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は4月までの日程を終了。30日(日本時間5月1日)の敵地ブルワーズ戦で17連戦を終えた。開幕1か月に見せてくれた投打での名珍場面を「4月の二刀流」として、編集部がピックアップ。今回は球審編だ。不正投球を疑われたが、大谷と球審のやり取りが「清廉潔白すぎて笑うしかないw」と話題になった。
開幕1か月の活躍を振り返る、今回は「球審編」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は4月までの日程を終了。30日(日本時間5月1日)の敵地ブルワーズ戦で17連戦を終えた。開幕1か月に見せてくれた投打での名珍場面を「4月の二刀流」として、編集部がピックアップ。今回は球審編だ。不正投球を疑われたが、大谷と球審のやり取りが「清廉潔白すぎて笑うしかないw」と話題になった。
○4月11日(同12日)、本拠地ナショナルズ戦「球審との和やか交流」
球審も思わず笑顔になった。5回を0点で抑えベンチへ戻る大谷。球審は歩み寄り、左腕の袖口に目線を向けていた。腕を広げる大谷。ピッチコムの存在に気づいた球審は、驚いたように口を開けた。何度も左腕を触っていたことで不正投球となる粘着物質の使用を厳しく疑ったようだった。試合後、フィル・ネビン監督は「ピッチコムがどこにあるのかわからなかった」と球審の勘違いを説明していた。
和やかな交流はツイッター上でも話題となり、米ファンから「面白すぎる」「爆笑した」と反応した。日本のファンからも「清廉潔白すぎて審判も笑うしかないw」「審判のリアクション良いなw」「紳士だ」と注目を集めていた。大谷は7回92球を投げて1安打無失点、6奪三振の好投で2-0の勝利に貢献。今季2勝目を挙げ、打っては4打数1安打だった。
〇4月21日(同22日)、本拠地ロイヤルズ戦「球審とのシンパシーが通じた瞬間」
何度も頷いた。7回先頭、大谷がフルカウントから投じた一球だった。際どい内角球で四球を確信した打者は一塁へ歩き出した。しかし、球審は少し遅れて三振をコール。大谷は軽く右手で合図を送りつつ、球審の方を向いて首を縦に振った。球審も頷き返しているようだ。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、ツイッターに動画を公開。文面で「エリートなゴマすり」と冗談交じりに伝えると、日本のファンも「褒め方も一流の大谷翔平投手」「審判も頷き返してるのおもろすぎやろww」と“シンパシー”が通じた様子に注目していた。大谷は7回2安打11奪三振、無失点の快投で3勝目。打者として4打数1安打だった。
〇4月28日(同29日)、敵地ブルワーズ戦「初登場の敵地で見せた挨拶」
初めてブルワーズの本拠地アメリカンファミリーフィールドでの試合となった大谷。初回の第1打席に敵地ファンからも注目が注がれる中、マウンドの方から戻ってきた球審と目線を合わせた。にこやかな表情で軽く頷き、挨拶を交わしたようだ。試合を中継したABEMAの実況席でも「笑顔で審判とご挨拶です」と注目されていた。
このシーンに気づいたツイッター上の日本人ファンからは「見てるこっちも気分が良いよね。ここまで愛される人いるかな?」「打席に入る前に審判に声を掛けられたのかな にこやかに」「笑顔で審判さんご挨拶」などとコメントが書き込まれていた。大谷は4打数1安打。チームは1-2で敗れた。
エンゼルスは30日(同5月1日)で17連戦を終了。大谷はこの間全試合にフル出場した。開幕から1か月で28試合、打率.294、7本塁打、18打点。6度先発した投手では4勝0敗、防御率1.85、7失点(自責7)だった。1日(同2日)は試合がないが、2日(同3日)の敵地カージナルス戦から9連戦が始まる。
(THE ANSWER編集部)