石川佳純が引退

　卓球の東京五輪女子団体銀メダル・石川佳純（全農）が1日、インスタグラムで現役引退を発表した。笑顔で手を振る場面や、若かりし頃の画像を公開。“現役最後”の笑顔に対し、ファンからは「可愛い笑顔が本当に大好き！」「泣いた」と感動した様子の声が集まった。

　石川が長年にわたって活躍した証しだった。赤いユニホームで笑顔を振ったシーンからスタート。続いてまだあどけない表情を見せる若かりし頃にトロフィーを掲げたものから、現在までの画像6枚を並べた。2017年世界卓球混合ダブルスで優勝した際、ペアを組んだ吉村真晴と2ショットも。スタッフや選手との集合写真、ファンの様子も散りばめた。

　画像をインスタグラムに公開した石川は「今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」などと引退理由を説明。ファンからは「スポーツ選手の引退発表で初めて泣きました」「大好きでした」「ずっーと貴女の笑顔がみたいです」「感動をありがとうございました」「可愛い笑顔が本当に大好きでした！」と労いや感涙した様子のコメントが相次いだ。

　石川は14歳で日本代表入りし、2012年ロンドン五輪女子団体で日本卓球界初となる銀メダル獲得に貢献した。16年リオ五輪は団体銅。伊藤美誠、平野美宇とともに出場した21年東京五輪は団体銀メダルに輝き、日本卓球界を牽引した。

　投稿ではスポンサー、ライバルたち、ファンに感謝。5月18日に会見を予定していることを明かし、「私の気持ちを詳しくお伝えしたいと思います」とつづった。