ソノカム、世界1位ペア撃破 「我慢」で2大会連続メダル確定「焦らず、挑発に乗らず」
世界ランク1位を堂々と破った。中国の南京市で開催されているバドミントンの世界選手権は3日に各種目の準々決勝を行い、前回大会で銅メダルを獲得している男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が第1シードのインドネシアペアをストレート(21-19、21-18)で破って準決勝に進出した。3位決定戦は行われないため、2大会連続の銅メダル以上が確定した。勝利が決まると、ともにガッツポーズで倒れ込んだ。園田は「現在のトップペア。こういう舞台で勝てて嬉しかった」と喜んだ。
相手の“打ち合わない策略”に時折ブーイングも「我慢」で2大会連続メダル確定
世界ランク1位を堂々と破った。中国の南京市で開催されているバドミントンの世界選手権は3日に各種目の準々決勝を行い、前回大会で銅メダルを獲得している男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が第1シードのインドネシアペアをストレート(21-19、21-18)で破って準決勝に進出した。3位決定戦は行われないため、2大会連続の銅メダル以上が確定した。勝利が決まると、ともにガッツポーズで倒れ込んだ。園田は「現在のトップペア。こういう舞台で勝てて嬉しかった」と喜んだ。
相手は、優勝候補で第1シードのマルクス・フェルナルディ・ギデオン、ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ組(インドネシア)。後衛のギデオンは打ち続ける強打が持ち味。スピードのある前衛のスカムルジョは、ネット前の球さばきで有利な展開を演出する。嘉村は前日に「相手は、前衛と後衛がハッキリしていて、自分たちも同じスタイル。自分がケビンと戦って、そこで勝てば自分たちに分がある。勝っているときは、自分がケビンに打ち勝てている時が多いと思う。そこ次第かなと思っている」とゲームメイク勝負に意欲を見せていた。
その嘉村が、会場がどよめくような高速ラリーで妙技を見せた。第1ゲームの13-6から相手のドライブ(床と並行する軌道で飛ぶスピードショット)をネット前で捉えた。横移動中で体の背面側を突かれたが、ラケットを巧みに操って相手のショットをブロックした。嘉村がネット前で優位に立つと、園田がコート後方からパワーショットを連発。さすがにゲーム終盤は追い上げられたが、最後は園田のサービスレシーブがネットインになって第1ゲームを物にした。