桃田賢斗ヒヤリ「負け試合を拾った」 V候補が3回戦で思わぬ大苦戦
「我慢してスタミナ的要素で勝てたのは自信になる」と安堵の表情も
一昨日、昨日と余裕を持った試合運びを見せていたが、この日は体が重く、精神面でもレベルの上がる相手に対する気持ちが作れていなかったとも話した。それでも、第2ゲームまでは、見ている方がヒヤリとする展開だったが、ファイナルゲームは体力を失った相手より優位に立ち、3-3から一気に引き離して21-8で圧勝。「長いラリーでも気持ちを負けずに足を出して、シャトルを拾えたのが勝因。ああいうパターンは、自分がバテてやられてしまうケースが多かったけど、我慢してスタミナ的要素で勝てたのは自信になる」と安堵の表情を見せた。
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同じブロックのシード選手2人が大会直前に欠場したため、準決勝までは格上と当たる可能性がない。優勝候補に推されており、絶好のチャンスを迎えた。しかし、途中で足をすくわれては元も子もない。世界選手権のベスト8以上では、しっかりと力を示さなければ星を奪われる。桃田は「次戦は、出だしからテンポの良いラリーをしたい」と話し、会場を後にした。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)