顔にめり込む爆発的ダウンの決定的瞬間 KO率93%ボクサーに米恐怖「私なら即死」「これは痛い」
世界3階級制覇王者で現WBA世界ライト級正規王者ガーボンタ・デービスが22日(日本時間23日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで元WBC世界同級暫定王者ライアン・ガルシア(ともに米国)に7回KO勝ちした。米国で高い人気を誇る無敗同士の激突。左フックでダウンを奪った決定的瞬間の画像を米メディアが公開すると、米ファンは「私なら即死だ」「これは痛い」と痛みに共感した様子の声が上がった。
強烈な左フックの決定的瞬間とは
世界3階級制覇王者で現WBA世界ライト級正規王者ガーボンタ・デービスが22日(日本時間23日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで元WBC世界同級暫定王者ライアン・ガルシア(ともに米国)に7回KO勝ちした。米国で高い人気を誇る無敗同士の激突。左フックでダウンを奪った決定的瞬間の画像を米メディアが公開すると、米ファンは「私なら即死だ」「これは痛い」と痛みに共感した様子の声が上がった。
拳が完全に顔面へと入っていた。サウスポーのデービスは2回。ガルシアの左フックをかわした直後、左フックを顔に突き刺した。めり込むように正面から拳が入り、目や口、鼻はふさがれて見えない。ガルシアはそのまま尻もちをつき、ダウンを喫した。
7回の左ボディーで10カウントを数えた。米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターは、デービスの左拳が入った決定的瞬間の画像を公開。文面には「タンク(デービスの愛称)がライアンを第2ラウンドで殴り倒した」と記した。
劣勢の展開から爆発的な一撃をお見舞いしたデービス。米ファンから恐怖を感じた様子のコメントが相次いだ。
「彼を眠らせた」
「正確さとパワーは常軌を逸している」
「これはエグい」
「これは痛い」
「アウチ」
「無敵の左フック」
「ファイターを尊敬せざるを得ない。なぜなら私なら即死だろうから」
デービスは元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏から直接指導を受けるなど秘蔵っ子として知られ、高い期待を集めながら強打を武器に衝撃KOの山を築いていた。戦績は28歳のデービスが29勝(27KO)、24歳のガルシアが23勝(19KO)1敗。デービスのKO率は驚異の93.1%となった。
両者はこの日まで激しいトラッシュトークを展開し、火花を散らしてきた。会場ではメイウェザー氏、マニー・パッキャオ氏、マイク・タイソン氏ら往年のスーパースターが観戦。デオンテイ・ワイルダー、コナー・マクレガーらも姿を見せるほどの大型興行だった。