大谷翔平が「3番・DH」で先発

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地ロイヤルズ戦に「3番・DH」で先発した。ハンター・レンフロー外野手の左越えソロが少年ファンに直撃。米記者は動画付きで「ファンの横顔に当たった」「氷のうとタオルを渡された」と説明した。

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　大谷のユニホームを着た少年ファンが悲劇に見舞われた。1-3の4回1死走者なし。レンフローの打球は左翼ポール際へ。最前列の少年はグラブを出して懸命にキャッチを試みた。しかし、走り込んできた左翼手も激突。ボールは少年の腕と顔付近に当たり、選手に吹き飛ばされる形になってしまった。場内は沸き立つ一方、周囲には心配そうに見つめるファンもいた。

　動画をツイッターに公開したカリフォルニア地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のエンゼルス番サラ・バレンズエラ記者は、文面に「ハンター・レンフローは左翼ポールの土台に隣接する最前列席にホームランを打ちこんだようだ。ボールはファンの横顔に当たった」と記して投稿。さらに「ボールが当たった子は確認に来た医療者から氷のうとタオルを渡されたようだ。彼はまだ座席に座っている」と説明した。

　この後の様子も中継で流れ、少年は無事な様子。しかも、周囲のファンが取ったボールを贈られ、結果的にホームランボールを受け取ることができたようだ。レンフローは4-6の6回にも左翼に2打席連続ソロを放った。大谷は6回までに3打数無安打にとどまっている。