ヤンキース戦に「2番・DH」で出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は18日（日本時間19日）の敵地ヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席で7試合ぶりとなる今季4号の弾丸2ランを放った。打っては3打数1安打2打点、5回には今季初盗塁にも成功し、追加点につなげて5-2の勝利に貢献。打って走っての活躍に、敵地メディアも「歯が立たず」「手に負えない」と“白旗”を揚げている。

　まさに縦横無尽の活躍を見せた大谷。初回の第1打席で先発右腕シュミットの4球目のスライダーを完璧にとらえ、右中間にあるヤンキースのブルペンに放り込む4号2ラン。打球速度116,7マイル（約187.8キロ）の一撃を追った右翼手ジャッジもただ見送るしかなかった。5回には今季初盗塁。大技小技を織り交ぜ、ヤンキースファンに存在感を強烈に示した。

　辛口で知られるNYの地元メディアも大谷を称賛。米ニューヨーク州地元紙「ニューズデイ」は「ヤンキースがショウヘイ・オオタニとエンゼルスに歯が立たず」との見出しで報道。米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・デイリー・ニュース」も「クラーク・シュミットがヤンキースの敗戦で再び失敗し、ショウヘイ・オオタニが本塁打を放つ」と見出しを立て「シリーズオープナーですぐさま左打者がパワーを見せた」と大谷の一撃を称した。

　米ニュージャージー州の地元ニュースメディア「NJ.com」は「ショウヘイ・オオタニがヤンキースには手に負えないことを見せつけた」とのタイトルで報じ、「オオタニは彼のパワーとスピードを火曜日の夜に見せつけ、エンゼルスのヤンキース戦での5-2勝利に導いた」とホームランとともに、足を絡めた攻撃を称賛。隙の無い大谷のプレーに“白旗”の様子だ。