大谷翔平のNY遠征で地元メディアが異例の忠告 来季FA見据えて「ファンは行儀よく振る舞え」
「ジャッジを使って、NYは悪いところじゃないと説得させるのも…」
同紙は、大谷が2017年オフのメジャー移籍の際、東海岸のチームは1つも最終候補に残らなかったことに触れ、ヤンキースやメッツにとって不利な要素であると予想。それでも「少なくとも1つオオタニに再考を促せる要素がある」と記し、こう続けている。
「エース級の球と打線の中軸を担うパワーといったあらゆるユニークな能力を持ちながら、彼はなんといってもプロのアスリートだ。プロのアスリートは本当に、本当に負けることが好きじゃない。エンゼルスがオオタニとマイク・トラウトを擁しながらなんとかして負け続けているのは、当惑させる偉業であり、わざとじゃないかと思うほどだ」
同紙はエンゼルスの状況を皮肉交じりに指摘しながら、大谷が勝利にこだわる発言をしてきたことにも触れ「そこに、メッツとヤンキースが売り込める要素がある」と注目。「ヤンキースが、別の控えめなスーパースターであるアーロン・ジャッジを使って、ニューヨークはそんなに悪いところじゃないとオオタニを説得させるのは悪くないだろう。メッツが日本人のチームメートを持つのがどれだけ楽しいかコウダイ・センガに示させるのも上手くいくかもしれない」と迎え入れるためにあらゆる手段を講じるべきと主張している。
その上で「他のみんなへ:この3連戦、スタジアムでは行儀よく振る舞うように、分かった? メッツファンへ、同じことは8月にエンゼルスがそっちにいくときにも言えるからね」とメッツファンにまで節度を持った対応を訴えた同紙。「オオタニがニューヨークでプレーすることは球界にとって(そしてニューヨーカーにとって)良いことだ。そして、球界で最大の舞台に彼が出ることはきっと楽しいことになる。彼にそれを説得するために、ヤンキースとメッツは良い仕事をしなくてはならない」と伝えている。
(THE ANSWER編集部)