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ヌートバーがWBCで見た人間・大谷翔平の魅力 「誤解しないでほしい」謙虚さの中に秘めた競争心

3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の世界一に貢献した米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が、米メディアのインタビューで共に戦った大谷翔平投手(エンゼルス)について語った。「いくら良い言葉を並べても足りないくらい」とその人間性に心打たれた様子。話題になった決勝・米国戦前のスピーチには「みんなにかなりの自信を与えた」と称賛を送っている。

日本代表としてWBCに出場したラーズ・ヌートバー(中央)と大谷翔平(左)【写真:Getty Images】
日本代表としてWBCに出場したラーズ・ヌートバー(中央)と大谷翔平(左)【写真:Getty Images】

米メディアのインタビューで大谷を称賛

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の世界一に貢献した米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が、米メディアのインタビューで共に戦った大谷翔平投手(エンゼルス)について語った。「いくら良い言葉を並べても足りないくらい」とその人間性に心打たれた様子。話題になった決勝・米国戦前のスピーチには「みんなにかなりの自信を与えた」と称賛を送っている。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に登場したヌートバー。日本時間17日にYouTubeで公開された動画内で、大谷について語った。「ショウヘイと初めて会ったとき、彼のほうから私に話しかけてくれました。ショウヘイについてはいくら良い言葉を並べても足りないくらいです。今まで会った中で最も感銘を受けた人間です。グラウンドの中でも外でも」と過ごした日々で感じたことを振り返っている。

「彼が向こう(日本)で集めている注目度、そしてそれに対処する様子、その上で、彼がどれだけ謙虚な男か。しかもユーモアのセンスもあるんです。彼の人間性には本当に感動しました。あれだけのスーパースターがあのように物事に対処しているさまを見られてとてもクールでした」

 特に印象的だったのは「謙虚で地に足が着いていること」を挙げた。日本では上下関係が重要視されることを伝えつつ「ショウヘイはいつも年下の選手に対して、平等に接してほしいと話していました。センパイではないように話しかけてほしいと。彼には自分のすべきことがありましたが、いつでも質問を受け付けていて、若い選手たちはいろいろと尋ねていました」と大谷が年下の選手にも分け隔てなく接していたことを回顧した。

「素っ気なくすることだってできたはずです。始まる前の時点では、彼はチームで2人しか本当に知っている人がいませんでしたが、最後にはみんなが彼に話しかけ、みんなが彼と仲良くなっていました。私も彼からできる限りのことを学ぼうとしました。惜しみもなくなんでも教えてくれること、アドバイスくれること、ベンチで冗談を言い合って楽しんでいたこと……本当に感動しました」

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