グリズリーズ戦でプレーオフ自己最高の29得点

　米プロバスケットボール（NBA）レイカーズに所属する八村塁は16日（日本時間17日）、グリズリーズとのプレーオフ1回戦（7回戦制）第1戦で29分48秒出場。プレーオフ自己最高の29得点、6リバウンド、1アシストと大暴れを見せ、128-112の勝利に貢献した。スリーポイントは6本中5本成功。同僚の大物スター、レブロン・ジェームズも「彼の存在感そのものが新たなダイナミクスをもたらしてくれる」と活躍ぶりを称賛した。

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　あのレブロンも認める存在になりつつある。一戦必勝のプレーオフで八村はベンチスタートだったものの、第1クォーター（Q）残り5分30秒からコートへ。第2Qではスタートからプレーした。第3Qでコーナー3を鮮やかに決めたほか、自ら切り込んで豪快にダンクすると咆哮。大事な第4Qでも3ポイントを決めるなどレイカーズの勝利の一因となった。

「NBA TV」の公式ツイッターでは、同僚のレブロンが試合後に八村について語った動画を公開。「彼から今日のようなパフォーマンスを引き出すために大事なことは」と尋ねられ、こう語っている。

「各選手が持っているポテンシャルを最大限に引き出すことは私に課されたリーダーシップの1つだと思っている。ルイについてもそうだ。彼がどんな選手か、どんな選手になれるか私は知っている。彼がポジティブなモチベーションを持てるように、ポジティブなメッセージを送り続けている。彼がチームにとってどれだけ重要か、という話をね」

　今季苦しんだレイカーズは、ウィザーズから八村をトレードで獲得。一時はプレーオフ圏外だったが、最終的に西地区7位でポストシーズンに進んだ。レブロンは「私たちが目指すゴールに到達するためには、彼の存在はとても大きい。彼もそうありたいと願っている。彼はたびたび私にどうすればチームの勝利に貢献できるか聞いてくるんだ。ただシュートを決めるだけのことじゃない」と八村との関係性を語った。

　続けて「彼の存在感そのもの、彼のサイズ、運動能力がチームに新たなダイナミクスをもたらしてくれる。シーズン序盤には私たちが持っていなかったものだ。彼には長さ（ウィングスパン）がある。私とAD（アンソニー・デービス）、そしてルイは長さを持っている。それは間違いなくチームの助けになっている」と、八村の加入がチームにもたらした恩恵を表現しつつ、称えていた。