逆転許したエ軍救援投手に「リード守った事あんの?」 SNS上の個人中傷に地元番記者が苦言
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地レッドソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打1打点。同点の6回に一時勝ち越しの適時打を放ったものの、7-9で逆転負けを喫した。試合後、米記者は敗戦投手となったライアン・テペラ投手にSNSで誹謗中傷のメッセージを送りつけたファンに苦言。「選手への批判はやめて」と諫めた。
テペラに送りつけられた心ないメッセージ
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地レッドソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打1打点。同点の6回に一時勝ち越しの適時打を放ったものの、7-9で逆転負けを喫した。試合後、米記者は敗戦投手となったライアン・テペラ投手にSNSで誹謗中傷のメッセージを送りつけたファンに苦言。「選手への嫌がらせはやめて」と諫めた。
エンゼルスは初回に4点をリードしながら、先発アンダーソンが不安定な投球で4回までに6失点で逆転を許した。一度は追いつき、6回に大谷のタイムリーで勝ち越したものの、8回に登板したテペラが3失点で再逆転。捕手タイスの1イニング2度という打撃妨害が絡み、不運な形で敗戦投手に。テペラは10日のブルージェイズ戦でもアウト1つで4失点しており、それに続いて不本意な投球となった。
試合後、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が、ツイッターでミスが絡んでエンゼルスが敗れる試合が重なっていることに言及。すると、一人のファンからリプライに一枚の画像が貼りつけられた。テペラのSNSに「だいたい、エンゼルスのリードを守ったことってあんのか?」という心ないメッセージを送りつけた画面のスクリーンショットだった。
これにブラム記者は反応。「チームが負けて怒るのは理解できるが、選手への嫌がらせはやめて」と諫め、誹謗中傷に苦言を呈した。今季も中継ぎが不安定なエンゼルス。前日も先制しながらエラーが絡んで敗れており、フラストレーションの溜まる負け方が続いている。テペラにメッセージを送りつけた米ファンはごく一部かもしれないが、度を越えた中傷は許されるものではない。
(THE ANSWER編集部)