MLBでムード壊した球審に非難「馬鹿げている」 厳格なルール適用で選手唖然、監督からは苦言
米大リーグのカブスは14日(日本時間15日)、敵地でドジャースと対戦し、8-2で勝利した。デビューから昨季までの6年間をドジャースで過ごしたコーディ・ベリンジャー外野手が、移籍後初めてドジャー・スタジアムに帰還。古巣ファンから温かい声援が送られる中で受けた、まさかの非情宣告に唖然とした表情を浮かべた。動画が公開されると、米ファンからは「球審は空気を読めよ」「馬鹿げている」「犯罪的だ」と非難の声が殺到している。
カブス移籍後初めて古巣球場の打席に立ったベリンジャーだが…
米大リーグのカブスは14日(日本時間15日)、敵地でドジャースと対戦し、8-2で勝利した。デビューから昨季までの6年間をドジャースで過ごしたコーディ・ベリンジャー外野手が、移籍後初めてドジャー・スタジアムに帰還。古巣ファンから温かい声援が送られる中で受けた、まさかの非情宣告に唖然とした表情を浮かべた。動画が公開されると、米ファンからは「球審は空気を読めよ」「馬鹿げている」「犯罪的だ」と非難の声が殺到している。
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ムードよりルールが優先された。ベリンジャーの移籍後初となる古巣本拠地の打席。観客が立ち上がって拍手を送り、それを噛みしめるかのような様子を見せていたが、感動的なシーンは長く続かなかった。球審のジム・ウルフ氏が両手を挙げてストライクを宣告。今季導入された新ルール「ピッチクロック」違反が適用された。ベリンジャーは唖然とした表情を浮かべ、球場は騒然となった。
米イリノイ州地元紙「シカゴ・トリビューン」のカブス番メーガン・モンテムロ記者が自身のツイッターで伝えたところによると、ベリンジャーは「ルールはルールだと思う」と試合後にコメント。しかし、カブスのデビッド・ロス監督は「あれは今夜の私のお気に入りの出来事ではなかった」と苦言を呈したという。
厳格にルールが適用され、感動的なシーンに水を差す形となった場面を米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の公式ツイッターが動画で公開。米ファンからは「球審は空気を読めよ」「馬鹿げている」「犯罪的だ」「私はピッチクロックの大ファンだが、ここで違反を宣告する理由は文字通りない」などと批判的なコメントが多数寄せられた。
ベリンジャーは2017年にドジャースでデビューすると、同年にナ・リーグ新人王を獲得。2019年にはリーグMVPに輝くなど活躍したが、近年は成績が低迷。昨季オフにノンテンダーFAとなり、カブスに移籍していた。この日は「5番・中堅」で先発出場し、4打数1安打だった。
(THE ANSWER編集部)