池江璃花子に中国から多数のエール「スポーツに国境ない」 白血病から復帰後、初の世界水泳へ
競泳の池江璃花子(横浜ゴム)は、7月14日に福岡で開幕する世界水泳の自由形とバタフライで代表入りした。2020年8月に白血病による休養からの復帰後、個人種目での国際大会は初となり、自身6年ぶりの世界水泳出場となる。この代表入りに中国メディアも多数反応。池江に対して温かい応援メッセージが多数届いている。
7月の世界水泳の代表に選出
競泳の池江璃花子(横浜ゴム)は、7月14日に福岡で開幕する世界水泳の自由形とバタフライで代表入りした。2020年8月に白血病による休養からの復帰後、個人種目での国際大会は初となり、自身6年ぶりの世界水泳出場となる。この代表入りに中国メディアも多数反応。池江に対して温かい応援メッセージが多数届いている。
池江は今月に行われた代表選考会を兼ねた日本選手権で、自由形とバタフライの50、100メートルで優勝し4冠を達成。バタフライや自由形などで選出され、2017年のブダペスト大会以来、自身6年ぶりとなる大会出場を決めた。21年夏の東京五輪にはリレー3種目に出場したが、個人種目での国際大会出場は闘病からの復帰後初となる。
世界水泳出場の一報には中国からもエールが届いた。中国メディア「澎湃新聞」は「東京五輪であなたを抱きしめた張雨霏もプールであなたを待っている」と、東京五輪の女子400メートルメドレーリレー決勝後に池江とハグしたことで話題になった中国スイマーを引き合いにして伝えた。張は東京五輪で金メダル、銀メダルをそれぞれ2つ獲得している。
さらに「北京青年報」も「くじけることなく、強く、志を貫こうとする22歳の池江璃花子の物語が再び多くの水泳ファンの心を動かした」と報道。「スポーツに国境はない。ましてや彼女はマイナスの情報が一つもない若い女性、初心を忘れず、泳ぐことを生命のように大切に考える若い女性なのだ。池江璃花子がさらにリハビリと努力を続け、世界大会の場で好成績をあげ、パリ五輪でオリンピックのメダル獲得という自身の夢を叶えることができるよう願っている」と温かい文章で報じていた。
中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」でも、「本当によかった。彼女の精神は学ぶに値する」「彼女はスポーツの世界で一番の頑張り屋だ」など多くの応援メッセージが届くなど、白血病から復帰して世界水泳に臨む池江の姿が注目を浴びている。
(THE ANSWER編集部)