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大谷翔平の「美しい」遅い球を米老舗誌が絶賛 「最もクールな選手である理由を証明」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)の本拠地ナショナルズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。7回1安打無失点の好投でチームの2-0の勝利に貢献し、今季2勝目を挙げた。この試合で大谷は6つの三振を奪ったが、そのうちの1つが120キロの変化球で仕留めたことに、米老舗誌が「MLBで最もクールな選手である理由を再び証明」と絶賛している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

ナショナルズ戦で奪った三振の1つに米注目

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)の本拠地ナショナルズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。7回1安打無失点の好投でチームの2-0の勝利に貢献し、今季2勝目を挙げた。この試合で大谷は6つの三振を奪ったが、そのうちの1つが120キロの変化球で仕留めたことに、米老舗誌が「MLBで最もクールな選手である理由を再び証明」と絶賛している。

 完全に相手打者のタイミングを外した。6回表1死走者なしの場面。大谷はナショナルズの5番キーバート・ルイーズ捕手に対し、初球に150キロのスライダーを投じてストライクを奪った。2球目の132キロのスイーパー、3球目の157キロのフォーシームはともにファウル。迎えた4球目はそれまでの3球の軌道とは異なり、緩やかな弧を描いてキャッチャーミットへ。120キロのカーブに完全にタイミングを狂わされたルイーズのバットは空を切った。

 この投球に、創刊69年を迎える米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」も注目した。「ショウヘイ・オオタニが美しい75マイルのカーブを投げ、MLBファンが大絶賛」との見出しで報じると、本文内でも「ショウヘイ・オオタニが火曜日に今季3度目の登板をし、MLBで最もクールな選手である理由を再び証明した」「奪三振の一つは地球から落ちてしまうような、美しい75マイルのカーブで、ワシントンのキーバート・ルイーズにはチャンス無し。空振りに終わった」と称賛の言葉を並べた。

 今季3度目の登板となったこの日の大谷は、初回の2四球を含め、合計6四死球を与えながらも、被安打は1本だけ。50センチ以上も曲がった大きなスイーパーやツーシームに加え、緩いカーブも駆使してナショナルズ打線を7回無失点に封じ、防御率は登板3試合で驚異の0.47となっている。

(THE ANSWER編集部)

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