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大谷翔平の超強力「スイーパー」を徹底解剖 MLB公式が注目した凄さ「最もホットな球種の顔だ」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地ナショナルズ戦に先発登板する。ここまで2試合に先発し、1勝0敗、防御率0.75と好投を続けている大谷の新たな武器が「スイーパー」と呼ばれる曲がりの大きな変化球。MLB公式は「スイーパーは球界で最もホットな球種だ……そしてショウヘイ・オオタニがその顔だ」と球界のトレンドを先導していることを伝えている。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

大谷のスイーパーはホームベースの幅よりも大きく曲がる

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地ナショナルズ戦に先発登板する。ここまで2試合に先発し、1勝0敗、防御率0.75と好投を続けている大谷の新たな武器が「スイーパー」と呼ばれる曲がりの大きな変化球。MLB公式は「スイーパーは球界で最もホットな球種だ……そしてショウヘイ・オオタニがその顔だ」と球界のトレンドを先導していることを伝えている。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝。伝説となった米国代表のマイク・トラウト外野手との対戦で空振り三振を奪った最後の一球こそ、今話題の「スイーパー」だ。MLB公式は「オオタニが(他に誰が?)最もホットな新球種をマスターしている」と題して、大谷がいかにスイーパーを駆使しているかをデータと共に紹介した。

 スイーパーは「よりタイトな伝統的なスライダーとは違い、フリスビーのような横方向の変化によって定義される大きな曲がりのスライダーの変種」であると同記事は説明。「スイーパーは球界で最もホットな球種だ……そしてショウヘイ・オオタニがその顔だ」「オオタニはこのニューウェーブを先導している」と、MLBで急速に増えている“スイーパー使い”の代表格が大谷であるとした。

 大谷は昨季の開幕以降、1000球以上も同球種を投げており、これはメジャーで最多だという。さらに、スタットキャストによって弾き出される「得点価値」という数値で見ると、質の高さも球界一。昨季の開幕以降、大谷のスイーパーは29点を防いでおり、全球種で見てもホワイトソックスのディラン・シーズ投手のスライダー(38点)に次ぐ2位の数値だ。

 大谷が投げるスイーパーの特徴は、曲がりの大きさと球速を兼ね備えていること。横方向の変化量は平均で18インチ(約45.7センチ)で、これはホームベースの幅17インチ(約43.2センチ)よりも2センチ大きい。その上、平均球速は84~85マイル(約135.2~136.8キロ)で、MLB平均の81~82マイル(約130.4~132キロ)より5キロほど速い。

 スイーパーは昨季の時点ですでにフォーシームを超え、大谷が最も多く投げる球種になっていたが、今季はさらにその傾向が顕著に。2試合の全投球のうち、46%と半数近い割合を占めている。同記事も「スプリットが彼の代名詞の球だが、スイーパーが彼が最も頼りにする球だ」と言及。「球界で最もホットな球種」は大谷に欠かせないものになっている。

(THE ANSWER編集部)

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